【鉄道業界・デベロッパー業界】東急電鉄・東急グループが目指す「美しい時代」って何だろう。

 

【鉄道業界・デベロッパー業界】東急電鉄・東急グループが目指す「美しい時代」って何だろう。

 

こんにちは、キャリアコンサルタント三上です。

 

人の移動を支え、モノを運ぶ輸送事業(陸・海・空運)の1つである鉄道事業。

今日は東急グループ並びに東急電鉄について、忖度ゼロのエンタメとしてどうぞ。

 

参考 東急グループ理念

https://tokyugroup.jp/about/profile.html

グループスローガン:美しい時代へ

 

我々が求める「美しさ」とは、人、社会、自然が調和した中で、国を超え、世代を超え、一人ひとりの心に深い感動を呼び起こすありようのことです。

 
 

◆東急グループブランドと開発力は私鉄日本一

 田園都市エリアの鉄道と開発事業は、そのエリアに夢や物語を提供し、巧みな適切なPR・イメージ戦略で次々に人気の街・エリアを創り続けてきました(例:武蔵小杉、二子玉川、自由が丘)。

もとは田園地帯という沼と湿地、田畑エリアの沿線価値をバリューアップしてきた功績は超大きいと思います。

 

その間、平成30年史に何もせず指をくわえて人身事故を多発させてきた東武グループはもちろん、おひざ元の所沢に見切りをつけて本社移転、池袋線の高架化で新宿線はノールックスルーしている西武グループ。

特に東武グループは本当にひどくて笑、この30年間で挑戦したことはTJライナー開業と日光までの観光鉄道くらい。開発やる気なさすぎ、せめてホームドアの設置だけでも早く進めてください笑。

 

小田急と京王も鉄道とデベロップメント事業の融合がスピーディに行われないことに加え「人に夢や物語を魅せる」戦略がうまくないので、新宿や多摩センターの奪い合いしてるうちに何だかよく分からない似たような沿線開発となってしまった。

 

要は、この30年間で渋谷を拠点とする東急グループおよび東京急行電鉄は、的確なロジックと感性で市場を読みスピーディに価値を訴求してきたわけで、この実行力は東急グループに勝る私鉄は無いと私は思います。

 

けれど私、どうしても東急グループのエリア沿線が好きになれないんです。

 

◆周囲を見下すことに慣れ過ぎてしまった功罪

 東急グループは理念の中で調和と感動を掲げているものの、彼らがこの30年で創り続けてきたものは、エリアマネジメントを通じた沿線価値向上という名の「強烈なプライドの高さ」だったとも言えます。

 

参考:長期経営構想~未来に向けた美しい生活環境の創造~

※就活生は、このページの意味を何度も咀嚼して、独自の視点や解釈を持つこと。

 

見栄と虚栄心の塊を、調和と感動という標語で今後も開発を通じて創造していく東急グループのイメージ戦略は、物質の豊かさが重視された昭和平成までは良かった。しかし、精神性が重視されるこれからの時代に合わない気がします。

(これは、東急グループのみならず、地所や三井不など全てのデベロッパーの根源的課題です)

 

また、ピラミッド構造の頂点=ナンバーワンを目指すという考え自体、競合他社と比較して相対的に優位な立ち位置を目指すことに他ならないので「東上線とか京成電鉄とかありえないよね」的に、周囲=人や他エリア・沿線を見下すことが好きな人たちが集まることになってしまう。

これって調和ってよりも排他的だし感動ってよりも悲しい。

 

その点、私鉄底辺の東上線ユーザーは多少の電車遅延やオーバーランに全く動じません、慣れっこだからです(慣れちゃダメだろ笑)。

いつも心が広くてのんびりゆったりしている。シニアと外国人と障害を持つ方が多くて言葉遣いも汚いけれど、ギスギスしてない心優しい人たちが集まる多様性に富んだ街。同質性の中で安心感を抱き、相対比較して周囲を見下す思考やカルチャーよりも私は好きです。

そもそも、冗談とかシャレがきかない人ってすごい苦手です、このブログもエンタメなのに。

 

◆エンタメシティSHIBUYAだけに注力するでよくない?

 東急グループもご多分にもれずサステナブルを長期ビジョンの重要項目として掲げています。しかし、次の100年の見据えてと言いながら1年先の未来も予測できない昨今、もうこれ以上デベ的(物質的)富を追いかけなくてもよくない?って思います。

 

ノスタルジーに浸るわけではありませんが、私は今の渋谷より90年代混沌の渋谷の方がとてもエキサイティングで好きでした。

東急グループ並びに東急電鉄は今後も渋谷を中心とした沿線の開発をしていくことになりますが、2027年で渋谷スクランブルは全て開発を終える。

 

となると、次の打ち手は海外となるわけですが、ロスやNYは不動産の高止まりで人もオフィスも撤退しているのでアジア中心に開発に舵を切ることになりそう。新宿歌舞伎町にも食指を伸ばしていますが私は、エンターテインメントシティSHIBUYA&Greter SHIBUYA(広域渋谷圏)に徹底して注力する施策だけでいいって考えています。

参考:

変わる新宿歌舞伎町、歓楽街から上質のエンタメ都市へ(21.2.16日経新聞)

東急不動産ホールディングスHP「広域渋谷圏構想への挑戦」

 

少し広げたとしてもプラチナトライアングル※位までで。

※プラチナトライアングルとは、 渋谷・自由が丘・二子玉川を結ぶ エリアのクリエイティブクラス。集積と高い人口増加率による豊富な事業機会

 参考:クリエイティブ・シティ・コンソーシアム

 

◆デベはもうこれ以上開発しなくてよくない?

 鉄道事業会社としての使命と責務で安全性を第一に。そのうえで、東急グループが目指している美しい時代とは、開発強化ではなく今までの開発を見直し、もう一度足元を見て付加価値を高めること(渋谷・田園都市エリア)というハードの改善(修理・保守点検)と、テックを活用した効率化だけいいと思います。

 

そしてソフト・ヒューマンの面。つまり、他者や他エリア・沿線を尊重し、多少の混雑も遅延も優しい気持ちで心に余裕をもち、そのおおらかな愛情を子供に、次世代に受け渡すことが最も重要であり、真に豊かな暮らしと私は考えます。

 

なぜなら、東急グループや東急電鉄沿線の価値をこれ以上高めずとももう十分高いし沿線ユーザーは総じて豊かでもあるから(物質的に)。

むしろ、比較優位を抱かせプライドを満たす要素を新たに生み出す施策は心に貧しさや劣等感、コンプレックスを増幅させるだけなので、御グループの掲げる「美しい時代の創造と逆行電車」な気がするのです。

 

本来幸せは、デベ(物質)が創って(提供)するのではなく、一人ひとりが心(精神)で気づくものであると私は考えています。

ちなみに、東急グループさんをディスっているのではなくむしろ憧れ&尊敬しており、グループ社員さん達は超優秀かつ人柄もめっちゃいいのでかなりお勧めです。

 

#デベロッパー #東急グループ #鉄道業界 #東急電鉄 #東横線 #田園都市線 #業界研究 #企業研究 #就活 #転職 #ES添削 #面接対策