【歌詞の意味解説】『Keep Tryin'』に見た「寝仏」宇多田ヒカルの凄み。

【歌詞の意味を勝手に解説シリーズ】
こんにちは、キャリアコンサルタント三上です。
今回は、2006年のヒット曲『Keep Tryin'』を私なりに解説したいと思います。
題名をシンプルに直訳すると「あきらめない」。
しかしこれ、単なる応援ソングじゃなく、
「世の中をちょ〜俯瞰的に達観してる仏ソング」だと思います。
私は、最近だと『TIME』とかあの頃だと『prisoner of love』など、
「ジメっとけだるいヒッキーの厭世観」がにじみ出る歌が好きなのですが、この楽曲は世界観が別格。
◆ま〜適当にやろうよ的な優しさ
なぜ単純な応援ソングではないかというと、面倒なこともやる気出ないことも色々あるけど
「ま〜いんじゃない?そのままでいこうよ」というラフさをココの歌詞に感じます。
♪どうでもいいって顔しながらずっとずっと祈ってた
とか
♪大切な命とっても気にしぃなあなたは少し休みなさい
など。
ヒッキーらしい「まぁゆる~くいこうぜ」的な優しさが溢れてるんですよね、だから聴いていて疲れない。
(SEAMOの『Continue』のような暑苦しくストレートな応援歌も好きですが。)
◆変わらないのはあなたの「価値」
売れに売れたヒッキーだからこそ、世間の流行り相場に彼女はきっとうんざりしてて、
「ちょっとふざけてやろう」といった余裕すら感じます。
特に、この楽曲の一番重要な歌詞は
♪どんぶらこっこ世の中浮き沈みが激しいなあ
どんな時でも価値が変わらないのはあなた
ココだと思います。
流行りや常識といった世相をまるでお空の上からほおづえついて眺めているような、
タイで寝転がっている黄金の巨大な像のような映像が浮かびました私。
時代や常識がどんなに移ろおうとも、あなたの価値だけは変わらない。
だから、自分を信じて、自分を認めて、自分を全受容・全肯定してゆるりといきましょ~ってゆうヒッキーらしい愛情表現。
◆ブレない信念を「少年の片思い」に喩える天才
本来、歌詞だけだととても単調でありがちな楽曲になってしまうところを、
♪少年はいつまでもいつまでも片思い
情熱に情熱にお値段つけられない
とかって面白おかしく「揺るぎない信念を貫く姿勢」を示す言葉のチョイスはまさに天才。
しかも最後は
♪お父さん、お母さん、お兄さん、車掌さん、お嫁さんKeep trying, trying
で終わらせるなんて凡人には絶対に出来ない、この余韻の残し方は凄いとしか言えません。
コロナの今だからこそ聴きたい、宇多田ヒカルさんの『Keep Tryin'(あきらめない)』。
こんな時代だからこそ、肩の力抜いて気ままにやろうよってゆうヒッキーらしい「ゆる愛」をあらためて感じた私でした。
#宇多田ヒカル
#keeptrying