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なぜ「模擬面接」が全然イケてないのか

こんにちは、代々木キャリアセンター アドバイザーの三上です。
私は面接練習、いわゆる「模擬面接」をサービスとして推奨しておりません。
ビジネスとしての需要は正直ありますが、あまり意味が無いからです。

◆模擬面接がイケてない理由
その1:誰かの答えに合わせることになるから
例えば、
「1分程度で自己PRしてください」や、
「学生時代に最も力を入れたこと」
といった質問の場合、
「はい、私の強みは〇〇〇〇です。これは〇〇の活動で発揮されました。具体的には〜」と話しが進みますが、違和感ありませんか?
会話とは本来、双方テンポよくラリーするインタラクティブなもの。
しかし、このような「1分程度で簡潔に話すこと」が、なぜが就活では正しいとされている。
私はおかしいと思っています。
結局、従前のやり方やそれらしい解を模索した結果、このようなプレゼン要素の面接形式や話法が主流になっているので、面接練習以前に、そもそもの前提や常識を疑うべきです。
社会に正解はありません。

その2:コミュニケーションは習慣だから
対話とは今日までの積み重ねの結果であり、洞察力や行間を読む力、真意を見抜く力が人との関わりの中で養われるため、付け焼刃で練習したことろであまり効果がなくむしろ不自然です。
その時の周囲の状況や相手の表情を見て柔軟に表情や言葉を選び、機転を利かせられる瞬発力、思考力、判断力は日常生活で自然と身についているはず。
別に面接だからといって構える必要などなく、「相手の性格に応じて適当に演じる如才ない感じ」を出せばいいだけですので、「練習」とか「対策」と力(りき)む必要は全くありません。
なぜなら、コミュニケーションとは習慣であり、その時によって姿を変える生き物だからです。

その3:面接マシーンになり没個性となるから
面接は、練習すればするほど自分らしさが失われてロボットになっていくパラドックスが生じます。
能や茶道、日本庭園といった様式美ならまだしも、形式という枠にはめて型通りに演じることが面接の正解ではありません。
どんなに口角を挙げて流暢によどみなく話したとしても、面接慣れしたことによって出てしまう「作られた感」や「スレた感じ」を人事は見透かします。
相手が本当に人を見抜くプロならばですが。

◆やはり人としての「基礎・基本」が大事
以上3点から、模擬面接にほとんど意味がないと考えています。
それでも、どうしても苦手意識がある場合、頻出質問に対して200-300字程度(話すと約1分)で台本を作成することを推奨します。それだけで十分に思考が整理され、繰り返し読み込むことで結論から簡潔に伝える習慣が身に付きます。
そして、そもそも面接スキルやテクニックを磨く前に、挨拶や時間や約束はきちんと守れているか。
心から相手を尊重し、感謝と敬意の気持ちで接することができているか。
いま一度基礎・基本に立ち戻り、人としてどう在りたいか自身に問いかけてみてください。

健康に気をつけて頑張ってください!

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