質問力を鍛える4つのポイント(2/2)

こんにちは、代々木キャリアセンター アドバイザーの三上です。
■「質問力」を鍛える4つのポイント(視点)
1.前提条件と定義の確認←前回
2.論理の飛躍が無いかいちいち確認←前回
3.別視点から論理展開できないかトライ←今日
4.大局観で新たな問題提起できないかトライ←今日
■3.別視点から論理展開できないかトライ
「羽田空港までのアクセスや都心への私鉄乗り入れが容易になり、電車の利便性が近年急速に向上した」
というニュースがあった場合。
ああ、そうですね確かに。
で終わらせるのではなく、自分なりの別の切り口から論理構成出来ないか試してみてください。
(前提条件)バスや電車や飛行機を想定できそうだけど、私鉄と言ってるから電車を前提にしよう
・アクセス向上はいいこけど、本当に混雑緩和になるのかな(時差通勤やテレワーク?)
・都心にますます人が集まり過ぎて、訪日客はサインが無いと色々と不便そうだな(観光?)
・相鉄線が最後の都心乗り入れとなったけれど、開かずの踏切がますます増えそう(地元住民の悩み?)
・そんなことより、全国でIC改札機非対応やホームドア設置の方が優先度高くないか(安全安心第一?)
・人口動態や動向は今後本当に都心に向かうのか、地方創生ってあれだけ言っているのに(人口減少?)
など。
何に自分が興味を持ち、どのテーマ議論を進めたいかは自由ですので、自分なりに疑問を持ち、1つに絞って論理展開できそうか、前向きで価値のある生産性の高い話になりそうかチャレンジしてみてください。
■ポイント4.大局観で新たな問題提起できないかトライ
自分が気になるテーマで考えを掘り下げてみると、
「そもそも」といった根本課題や根源的な問いを発見できることがあります。
3.の例を深堀りしてみると、私が一番関心があるのは「人口動態・動向」です。
理由は、「電車に乗って移動する国民は今後確実に減る」という見立て=仮説を検証したいからです。
そこで出てきた素朴な疑問は主に3つで、
・利便性向上の「今さら感」に疑問
人口減少社会において、都心や空港アクセスの利便性向上って今さら感ってかちょっと遅くない?
だって多摩や八王子など、昔郊外に住んでいて1時間2時間以上かけて通勤ラッシュで通っていた団塊の世代はもう定年迎えているし、高齢者は家や近所や地元が好きで基本出歩かないだろうし、若い世代は都心駅近に住むだろうから、相鉄線で言うならわざわざ終点「海老名から新宿」まで通勤する若い世帯なんているの?通学だって大学も都心回帰が進んでるし…。
・地方創生と矛盾してないという疑問
都心一極集中を是正すると銘打って各プロジェクトを推進させようとしているのに都心への利便性向上って必要?
有益で面白いコンテンツが都心に結局集まってしまうことで、どんどん地方自治の衰退や過疎化や限界集落増えない?
東京都だって他人事じゃない、日野市が財政危機で非常事態宣言出しているし、なんかアクセルとブレーキを一緒に踏んでるようで、人が確実に(都内ですら)減るのに大丈夫?
・(そもそも)誰のための利便性?という根源的問い
人口減少社会において電車に乗るメインターゲットは誰?訪日外国人?それとも通勤通学など普段使いの私たち?
確かに外国人は移住者も含め今後増える可能性はあるけれど、地政学リスクや今回のコロナみたいなことで一気に需要が落ち込まないか?
最も多いシニア層も、昨今は利便性重視で都心の郊外戸建てを売却して都心のタワマンに引っ越しているから移動時間も回数も少ないし…
■自分なりに悩んだ結果
都心への交通利便性向上を追求するより高齢に伴う生活弱者を救う方が先決ではという考えが新たに生まれた。
つまり、もし地方衰退や人口減少による過疎化や交通機関の赤字化を食い止めるなら、人口ピラミッドのボリュームゾーンであるシニアをターゲットに、
(例)
・自宅から病院、薬局までスマホ1つで移動を助けられるような仕組みとか(サービスとしての移動MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス))の拡充
・自動運転技術によってバスやタクシーを過疎地域に走らせる生活、買い物弱者を支える施策
これらを議論した方が、人口減少に太刀打ちするための優先度の高い生産性のある前向きな議論になりませんか?
と別の角度から問題提起をするわけです。
人の態度や言葉、あらゆる事象に対して「自分なりに論理的に正しい(と思える)価値基準や理由」に基づき、真偽の判断力や疑う視点、間違っていてもいったん仮説を立ててみることや、結論を導き出す力などは鍛えられるし磨けるので、参考にしてみてください。

 

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