「情報のエンタメ化」で失われた質問力

こんにちは、代々木キャリアセンター アドバイザーの三上です。
■自分にとって都合のいい情報?
ネット社会において最も失われてしまったものは「質問力」であると私は思います。
「今の若い人は失敗を恐れて行動しない」とか「正解ばかり求め質問してくる」と、私が大学生のころから言われていました。本題はそこではなく、結果に至るまでのプロセスに対する「そもそもの疑問」や興味関心が薄れ、正解(らしきもの)をTwitterやググって調べるだけで分かったつもりになり、結果として「独自に繰り出す質問力が低下」するというロジックです。
これをもっとシンプルに言えば「自分の目や心で疑う力」の低下だと定義できます。
今、世間を騒がしている新型コロナに関しても、震災の時あれほどデマ情報に振り回された経験があるのに、なぜ根も葉もない情報をまた信じてしまうのか考えた時、情報のソース(発信元や根拠資料)ではなく、その情報が私にとって、
・都合がよくて
・しっくりきて
・何となく信じられそう
といった、極めて主観的な感覚で直感的に判断し、虚偽情報や陰謀説を信じてしまうのではないか。
すなわち、事実よりも言葉(言語)や目(非言語)から感じ取れる「情報のエンタメ化」に原因があるのではないかと私自身を仮定してみました。
■都合よく「錯覚」してる私の判断
例えば、
「石原さとみって演技うまいよね、けど安藤サクラはもっと実力派だよね」と言われているとします。
しかし、本当にどちらの演技力が上かその本質を見抜けている人は、私含め少ない気がしています。
つまり、私は石原さとみを、「(超美人という)かなり下駄をはかせた状態で演技うまい!」と錯覚しているということ。
安藤サクラに関しても同じで、「彼女は(そんなに美人でもないから色眼鏡でなおさら)とてつもなく演技派女優だ!」と、やはり、私の脳が勝手に認知してしまったりと、実はとても曖昧な気がしています。
要するに、その情報を一見信じていまいたくなる、「石原さとみは美人」という超主観で情報のソース(発信元の根拠)の無い不確かな事実に基づき、自分好みの思考チャンネルによって導き出された「情報のエンタメ化」に原因があるのではないか、と今では考えるようになりました。
■本質は誰も見抜けないという前提で考える
ファクト(事実)に対する検証や真偽を確かめる作業は単調でつまらないなので、自分が信じたくなるような非論理的な結論。
例えば、先ほどの事例の美人orイケメンの割に演技派とか、昔貧乏で苦労したから性格がいいという、完全なる主観のロジックエラーで物事を判断してしまう。
そもそも、物事の本質を見抜ける人は居ないか、限りなく少ない前提に立てば、就活もネット社会も、情報のソース(発信元や根拠資料)が信用できるファクト(事実)かどうか。そして、その発信源は、どんな事情や背景の人や団体なのか、検証し見極める力はとても重要であることは言わずもがなです。
特に、今回の有事の際の新型コロナの感染や対策に関する情報の精査と、自分なりに判断する力は「本当にそうなの?」と、先ずそもそもを疑う心から始まると思います。
※もちろん、虚偽情報の流布やその加担は他人に迷惑をかける違法行為なので絶対に許されません。
それを踏まえ、「なんでだろう」とか「果たして本当(真実)なのか確かめる」といった仮説検証という意味での「質問力」は、以下4つにポイントがあると考えています。
※テクニカルな技法や正解ではありません。
1.前提条件と定義の確認
2.論理の飛躍が無いかいちいち確認
3.別視点から論理展開できないかトライ
4.大局観で新たな問題提起できないかトライ
長くなりましたので、続きは後日お知らせします。
それでは!

 

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