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ファーストキャリア(初職)の重要性

新卒で入社する会社=ファーストキャリア(初職)が、その後のキャリア(職業人生)を大きく左右する話です。
なぜ重要か。それは、
1.自身の価値観に影響する(自己概念)
2.キャリア形成に大きく関わる(市場価値)
3.HP(生き抜く力)の基盤となる(人生全般)
の、主に3つの理由からです。
1.価値観に影響する(自己概念)
私は、初職が国家公務員でしたが、これは事情によりカウントせず、次に転職した大手人材サービス会社をファーストキャリアと位置付けます。
今ではあまり無いかもしれませんが、当時はひたすら足で稼ぐ営業かつ残業してナンボというザ・昭和ど根性系法人営業でしたので、入社後1年間はほぼ毎日新規飛び込み営業や、1日名刺を100枚配る!みたいなことをノルマに無心で取り組んでいました。今考えるととても非効率ですよね。
しかし、これはのちに私の自己概念、つまり、ものごとの見かた捉え方といった価値観の土台(基礎・基盤)となりました。
今でも、この地道で泥臭い営業で、話すら聞いてもらえず門前払いされたり、顧客から理不尽に怒鳴られたり、あるいは新規で顧客を獲得できたことの喜びや経験は財産です。その当時は、「こんなはずじゃ…(公務員辞めなきゃよかった)」的な後悔もありましたが、振り返った時にあの時の経験には意味があったんだなと「後から意味付け」できれば、歩んだ道はすべて正解だったと思えます。
2.キャリア形成に大きく関わる(市場価値)
これも、1.で述べた私にとっての自己概念に基づいた見解ですが、営業経験は転職市場における価値を高めることは間違いないです。
公務員や病院、大学職員以外で、文系新卒の7割は接客や販売等サービス含む営関連職なので、就職ではなく「就社」である日本企業の総合職として入社した場合、ほとんどの(文系)新卒は営業を経験します。しかし、営業を避けたい人が同じく新卒のうち7割くらいいるのでうまくマッチングしないのですが、理系の技術職やクリエイティブ関連職、医師や弁護士会計士等の士業を目指す以外に営業はほぼ避けられないのが現状です。
これをネガティブにとらえることもできますが、転職市場においても営業関連職の求人が多く、需給一致の観点からも、営業から事務系のキャリアチェンジはあまり喜ばれず経験者優遇で、事務系から営業系のキャリアチェンジは大いに歓迎されます。
ちなみに私は、人材サービス会社で営業部から採用部に人事異動したのちに、大学職員という超ホワイトな事務系職種に転職します。つまり、ほぼブラック企業の社畜から、残業代や有給消化は権利です!的な個人の意思や主張が尊重されるホワイト企業(大学)の2つを経験しました。このふり幅の大きさは、多種多様な悩みを抱える多くの相談を受けられるアドバイザー業の武器となったと、後から意味付けできましたし、自身の市場価値向上に大きく寄与したと実感しています。
3.HP(生き抜く力)の基盤となる(人生全般)
昨今では分業が進み、アポ取り営業と訪問担当が分かれていたり、見込み客を絞った電話・メール・DMをツールとした営業をしたり、リモート(通信・テレビ等)で訪問や会議行ったりなど効率化が進み、とてもいい社会になったなと思います。
 
その反面、真冬や炎天下に額に汗流して訪問し、お客様からかわいがられ、怒られ、それでも頭を下げて商品やサービスの対価として報酬(お金・売上)をいただく経験は代えがたく、合理性や効率性の尊さと同じくらい、実際にお会いして互いの利益となる商談が成立した経験を知っている人と知らない人では大きな差があると思います。(特に商社・金融、コンサル志望者に言いたい)
営業経験のある人が上と言いたいのではなく、私のキャリア形成において自身の市場価値を高めた仕事がたまたまそうだっただけで、スタッフ(管理系)で業務効率を上げて生産性を高める仕事も尊いです。ただ、仕事は価値(商品・サービス等)提供による対価の受領であることから、理不尽な状況(ヒト・モノ・こと)に耐えうるスキルは、今後どんな業界・業種においても活かせると思います。
ファーストキャリアを選択する場合、特に若いうちは「こんなはずじゃなかった」と思う環境にむしろ身を置き、その理不尽をいかにうまく切り抜けるか、金銭以外の報酬=リアルな経験値(HP)を蓄積していく方が、職業人生のみならず、人生のあらゆる「まさか!」に対応し得る知恵とスキルが身につくと私は考えます。

 

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