これから公務員を目指す人へ

こんにちは、代々木キャリアセンター アドバイザーの三上です。
◆楽で安定の公務員時代は終わり
人口減少はさらに進み、特に地方自治体(市町村等)の公務員はこれから本当に仕事が大変になると思います。
今までは、転勤がなくて安定収入で定時にあがれる公務員神話が人気の要因ではありましたが、そのイメージで公務員を目指すとても危ないです。_
◆高齢者の増加に伴う老後や死後のケア
仕事を選ぶ際には、向き不向きよりも「その仕事で想定し得る最もやりたくない仕事が自分に務まるか」で考えるとよいと思います。
例えば、念願叶って市役所職員になり福祉課に配属された場合、独居老人の孤独死の現場に立ち会えるかどうか。
もちろんボランティアやケアワーカー、社会福祉協議会など関連機関との連携にはなりますが、市役所職員が警察や関連機関と共に、現場に立ち会う状況もあります。
目を覆いたくなる状況の中で、鼻が取れそうな臭いの中での遺品整理や財産管理のための資料収集を行う。今後、このような老後や死後のケアは、市役所職員の重要な仕事の1つになります。_
◆生活弱者のケアとサポート怒号の日々
「殺す気か!役所の人間は血も涙もないのか!!」
自治体は税金で公共サービスや行政が成り立っていますから、徴収は当然主要業務です。
格差社会の中で生活弱者や貧困層が市役所職員の相手となります。
精神・発達障害、後期高齢者、外国人、生活困窮者、引きこもり、ホームレスやギャンブルやドラッグ依存症患者など、地域に住む市民は本当に多種多様。
普通に住み暮らすことができる多くの人達は手続き以外には基本的に役所を頼りません。主に相手とするのは、「明日生きていくことすらもままらないギリギリの人」。 そのような生活弱者に対して、規則に則り、私情を挟まず冷酷無比に税金を徴収し、払えない場合にはどこまでも督促し追いつめます。人のため、地域のためという甘い志望動機だけでは務まりませんし、目の前で怒鳴られても泣かれても動じずに、淡々と業務を遂行しなければなりません。_
◆防災行政たる公僕としての災害対策要員
自然災害の増加により、公務員が保安・防災要員として現場で汗をかく仕事も増えていくことでしょう。
もちろん、国交省、防衛省、警察や消防、関連団体やボランティアとの連携・協働が前提ではありますが、市役所がその地域の防災・減災のリーダー(旗振り指南役)を国から求められている以上、各自治体がリーダーシップを取り、防災に関する誘導、避難、救助、緊急時の衣食住の支援と確保をしなくてはなりません。
人命を預かり、あなたの判断ミスで1人の命を失ってしまうかもしれない、決して失敗が許されないギリギリの精神状態で平常心を保ち、公僕として市民の命を守る防災行政を担う覚悟があるかどうか。_
◆それでも公僕として生きていく
低成長の時代は特に、このような過酷な現実に正面から向き合う、「人がやりたくない仕事を率先すること」が公務員の職務です。
さらに、過疎化による空き家増加と税収減による自治体、とりわけ都市部ではない地方自治体は特に、その地域が崩壊・消滅してしまわないためにも、現場の最前線で汗をかき精神をすり減らしながら、その地域に、市民に全精力と人生を捧げていく。
このような使命と覚悟があるのか、本当に公務員が務まるのか今一度よく考えてから就活や転職を勧めます。

 

 

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