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インターンシップのリアルに迫る

◆インターンシップのリアルに迫る

インターンシップとはご存じの通り、企業や団体において就業体験を通して職業観を養おうというものですよね。

サントリーですとか東レのように、インターンシップはやらないとか、理系のみという宣言している企業もありますが、多くの企業が年間のどこかで取り入れているのが昨今の実態です。

 

◆メリット・目的

目的やメリットとしては、経験値を積めるから、本選考に自信持って臨めるということです。インターンに参加するのは就活有利なの?と聞かれると、参加したことで企業理解が深まるため、他の就活生より優位に選考を迎えることが可能って意味ではアドバンテージですよね。つまり、サマーインターンは内定への直接的な関係はなくとも、サマーへの参加が就職活動自体を有利にするかもしれません。

そして、社会というフィルターを通して自分の輪郭がはっきり見えてくる、つまり、自分の軸が明確になるということも大きなメリットであり、根源的な目的なのではないでしょうか。

 

さらに、実際に企業の中で社員が関わりながらワークを行うてとは、当然ながらビジネスマナーやスキルが身につくし、外部に向けて情報を得る作業は、企業や人、いわゆる社風を知ることにもなるため、入社後のミスマッチを防ぐことにもなる。ということは、感覚的にイメージできるかと。

 

 

インターンシップの種類

1.1dayインターンシップ

その名の通り、1日開催で業界や仕事理解という名目ではありますが、基本的には説明会ととらえていただいていいと私は思います。セミナーですから応募者の名簿集めです。採用の相場でいうと、夏より秋以降1デイが昨今すごい数で増えていて、だいたい現状で、7000社程度企業がインターンシップ実施しているのですが、そのうちの約7割がこの1デイです。誤解を恐れずに言えば秋以降の1dayは事実上の選考ですから気を抜けません。

逆に、夏の1dayは採用に関係ないので、スケジュール調整の効きやすい夏の休み期間は、3日間以上のものに参加することをお勧めします。あるいは長期インターンシップに参加して鍛えるとか、世界を旅するとか、ゼミや部活に全力注ぐとか、記憶に残る経験をした方がいいかと個人的には考えます。

2.中期インターンシップ(3日~5日間)

就業体験型とか、課題解決型と呼ばれているこの中期インターンシップ。現場のリアルを知るために、実際に仕事の現場に入り、就業体験をするインターンであったり、業界や企業の取り巻く課題に対して、皆で意見やアイデアを出し合い、最終日に発表を行って企業側からもフィードバックを得られたりするというものです。企業側が冬じゃなく夏から時間と手間をかけてやるので、何らかの意図はあるのかなと。とはいえ、毎年非常に人気を集めるSMBCのサマーですが、選考に落ちても内定出るのでご安心ください。

あとは、これだけ濃密な体験をがっつり5日間程度すれば、何らかの学び、気づき、あると思いますし、冬と違ってスケジュール調整しやすい夏にしっかり取り組むことは、あとあとの就活を有利に進める可能性があると私は思います。

 

 

3.長期型(2週間以上)

ベンチャー企業に多く週2~3程度で1か月から半年、あるいは1年とかなり長期で行うものです。プロジェクト型以上に企業はほぼ即戦力として採用を想定したインターンシップと位置づけているでしょうから、そこの企業に入っても入らなくても、経験値を積む、困難や課題を乗り越えて目標を達成するという経験を積んで成長するにはとてもいい機会。ただ、学業が学生の本分である以上、こちらばかりに時間を取られてしまうのはリスク高いので、もしやるなら学業とのバランスや、得たいことなどの目的を明確にしてから臨んでください。就活生全体の実態で言えば、長期参加者は全体の3パーセント、100人中3人くらいなイメージです。

 

ということで、傾向としては、インターン実施企業の約7割以上が秋以降に1デイを行う。

夏は比較的大企業で、かつ長年のインターンシップのノウハウや実績のある企業が職業観醸成のために行う課題解決や就業体験型、それから主にベンチャー企業がほぼ戦力扱いで長期インターンを行うという認識でざっくりですが、おさえといてください。

 

 

探し方

・キャリアセンターの掲示板は学内専用就活サイト

・就職情報サイト(リクナビ、マイナビ、キャリタス等)

GoogfindWantedlly(主にベンチャー企業)

・企業、団体ごとのWEBサイト

・先輩や知人を頼る、情報得てくださいあらゆる方向から

 

評判よりも大手有名よりも、自分の大学の就職先実績から探すのはおおいにあり。キャリアセンターには、就職実績ランキングの閲覧が可能ですので、そこから当たってみるのもあり。

 

ポイント

評判のいいサマーインターン(マリン、NRISMBCJT等)

あえてメジャー(大手・有名)企業を避ける

興味・関心(事業領域・仕事内容)

業界同士の親和性(産業連関)

 

 

・あえてメジャー外す

ただ、サマーインターンのメジャーは倍率も3~30倍くらいまでとかなり競争率もありますし、あえてメジャーな企業を外して受けていく方法もありです。同じ業種や職種であれば、事業領域や仕事内容も重なりますし、基本的にはマンツーマンでどれだけ社会人と話せるかが重要だと私は考えているので、マイナーを探す、あるいはインターンにこだわらず11OBOG訪問の方がよほど有効かと。

 

 

・興味関心

この商品が好きだからこの会社がいいという消費者、利用者視点というよりも、供給者目線、つまり企業で働く人間として人や社会といった世の中にどんな価値を提供していきたいかという観点から見渡してほしいです。例えば、日々の生活を根底から支える仕事に興味があるとか、有形より無形商品で自分の人間力で勝負できる仕事がいいとか、インターネットやAIに取って代わることの無い競争力のある業種がいいとか。

 

 

・産業連関

あとは、業界同士で隣同士というか、比較的に親和性の高い企業や、関連づいている産業間のものを2つ受けるということもありです。

例えば組み合わせ戦略的には、まちづくりの観点からデベロッパーとゼネコンと鉄道とか

無形商材のコンサルと商社とか広告とか

金融枠で銀行と生保、損保とか

ものづくり観点から化学と素材に加えてITとか

 

 

産業の関連性の高い2社以上受けることで、業界ごとの共通点や相違点、自分の肌に合う合わないという目線も養える。



◆重要な視点は仮説検証

大事なのは、仮説を立てておくということです。仮説というのは、この業種、この仕事では、こんな能力や知識が必要となるであろう。また、自分の強みをこんな場面でこんな風に活かせるのではないかといったことです。この具体的な仮説が今後の振り返り、検証の場面で重要になってきます。



 

何を聞かれるの?

自己PRとガクチカ

応募動機と身につけたいこと

長所・短所

 

とりわけサマーインターンシップは、その業種や会社を強く志望しているかどうかは重要でない企業も多いです。なぜなら、3年生の夏前の段階で、この確固たる明確な軸や志望動機を語れるレベルに達していないことを、人事は百も承知っから。それよりもむしろ、これまで何をしてきたの、何に真剣に取り組んできたの?を深掘りされます。そして、このインターンで何を得て何を知り、身につけたいの?が重要となってきます。







また、どんな基準や理由で選択したのか。

なんとなく興味あったから、先輩から聞いて評判が良かったというのは、理由というよりきっかけです。

きっかけと志望動機というのは別で、入り口がきっかけで目的が動機。

つまり、御社のインターンでこんな経験をすることで、こんな力を磨けそうだとか、事業や仕事を深く理解することで、自分のこんな強みをどのように活かせるのか確かめられそうだとか、逆に弱点や補うべき点を把握し克服していきたいと考えているからだとか。

そのように、選んだ基準や理由を具体化することで応募動機が説得力を持ちます。

 

 

具体的な選考フロー

基本的には、ES提出、筆記試験、選考(2回程度)を経てインターンシップ実施という流れですので、本選考のプロセスとほぼ同じです。

dayの場合には選考がなく、選考予約受付順ということも往々にしてあり、ベンチャー企業については、選考にそこまでマンパワーを割けなかったり、ノウハウが少ない場合もあるため、面接一回で合否が決まる場合もあります。

仮説検証を丁寧に行って欲しいです。これを丁寧に行うことで、軸がより明確になります。こんなことが理解できた、こんな能力を身につけられた、あるいは不足している課題も発見できたなどが見えてきます。

結果を振り返り今後の行動に反映していくためにも、この仮説検証はしっかり行ってください。

なぜ魅力的に映ったのかあるいは合わなかったのかという体験を通じて琴線に触れた理由を明確にしてください。

ただ、気を付けたいのが、御社の人最高!ってゆうパターンです。

 

◆御社の人・雰囲気最高!が危険なワケ

確かに分かります、自分と社風のマッチング大事なので、しかし、人事は話し手としても、人を見るという面でもプロ。

そんなプロが導入する現場社員さんもかな厳選された人間力の高い魅力的な人が登場するわけです。そこだけを切り取って御社の人は素晴らしいと言われても、説得力に欠けますよね。ですから、その企業の人や雰囲気が合ったという漠然としたものではなく(感覚は大事ですが)、もっと大事なこと。つまり、自分の強みや能力を、この分野や事業、仕事のこんな場面こんな風に活かしていけるから御社なんだというロジックが大事。

となると、競合他社を受けるのも当然ですよね、地所と三井不だけ受けて、なぜすみふやのむらは受けないんですか?ってなる。仕事と自分のマッチングという観点から丁寧な振り返りを行っていただきたいです。

もし、それでも人推しで説得したいなら、なぜその社員が魅力的に映ったのか、過去の実体験を根拠に分かりやすく説明してください。その根拠というのは全て過去にありますので、過去こんな人と関わって過ごしてきた中でこんな学びや成長があったから、これからもこんなタイプの人たちと働きたい、だから御社だというロジック。けど、これだけでは志望動機としては不十分です。返す返すの説明になりますが、人や社風を越えたところにある、業種や仕事と自分のマッチングという観点は今後の就活で常に意識してほしいと思います。

 

ということで仮説検証は丁寧に、なんとなく人や雰囲気が良かった、楽しかっただけで終わらせないで意義あるものにしてください。

 

ということでインターンシップの実際について説明でした。

 

この夏は「自分を飛躍させる」「成長の種を見つける」ことに集中してみてはいかがでしょうか。