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【21卒】就活最前線のリアルに迫る

【21卒】就活最前線のリアルに迫る

 

これまで通りの就活スケジュールを倣うのであれば、就活のピークは大学3年の3月から4年生6月の4か月の短期決戦となります。

政府は、この就活ルールの維持を表明していますが、本当に守られるのかは分かりません。もう少し厳密かつシビアに言えば、3月から準備やエントリーは遅いどころか完全に出遅れとなります。

先日、日本を代表する某大手金融機関の採用担当と懇談したところ、内定者の8割はインターンから採用し、残りは海外の採用イベントか、国家公務員落ちの学生を採用するだけで、3月解禁以降、普通にプレエントリーする学生からは全然採用しない、と言ってました。皆さんの代から就活ルールは無くなるので、この流れは今後ますます進むことが予測されますし、今の採用の相場からすると、このインターンが実質的な採用活動の開始となっていて、ここに乗り遅れるのは非常にデメリットが大きいです。

しかしそれは、サマーインターンではなく、秋以降の1デイのことです。後ほど詳しく解説します。

 

◆一般的な就活生の実態

就活生がインターンに初めて参加した時期は、夏、つまりサマーインターンからが最も多いです。

参加した人のアンケート結果によると、半数以上が本選考にて特別な扱いがあったと回答。

例えば、早めに案内が来るとか、リクルーターがつくとか、選考スキップして最終面接の1つ前から始まるとか。

つまり事実上の早期選考ですよね。

とはいえ、就職予定先のインターンを受けたかどうかという問いについては、7割以上が受けていない、つまり、就活の前倒し、早期化は確実に起きているし進んでいるものの、インターンに参加しなければ内定を得られないというわけでないということ。

この考え方のすみ分け、切り分けはしておいてください。

 

 

◆現状と予測

本来的にはインターンシップは、あくまでキャリア教育の一環として行っているものであり、採用選考とは一切関係ありませんよということです。ほんとに、採用と本当に関係ないの?というところで言えば、少なくともサマーインターンシップはほとんど関係ありません。採用選考に繋がってくるのは秋以降の1デイです。ほとんど関係ないというのは、外資やベンチャーなどの一部の企業では、サマーインターンシップから内定直結の選考をスタートしたり、早期選考への特別ルート(一次選考免除とか)を用意していたりするケースもあります。

 

ただ、今後どうなるという話で進めると、本選考における特別な扱いの割合が増加することが予測されます。

つまり、3月以前に行われる採用直結型の早期選考が増えていくということです。しかし、早期選考が増えるのはおそらく冬のインターンで、早くても秋の1デイからで夏のインターンはむしろ減少傾向ですから、秋冬のインターンシップが事実上の採用選考のメインストリームになる気がしています。

 

それから、これは未来予測、皆さんの代からではなく、2022卒今の2年生の代以降の話ですが、経団連と大学側が、通年採用を拡大していくことで合意したことから、採用の主戦場がインターンシップ、つまり、インターンが採用直結になったり、そもそも常に採用してるわけですから、インターンシップという概念が無くなり、堂々とうちは秋から採用活動しますよ、うちはもっと早い夏からしますよ、と宣言する企業も出てくるため、学生にしてみたら、いつ本選考が始まるからラインが無いからますます気を抜けなくなりますよね。

 

 

◆採用現場の実情

一括採用に加えて、通年採用の拡大など複線型の採用活動が広がれば、新卒の採用活動がいっそう前倒しされ、学業のさまたげになる事態も想定される。経団連と大学側は学生が就活だけに時間を費やし、大学4年時を浪費しないようにという共通の認識、見解です。(「卒業要件を厳しくするよう徹底すべきだ」との見解を確認。)

 

そうは言っても大学側としては、波に乗り遅れて動き出しが遅くなってしまう事を防ぎたいですから、出来るだけ最新かつ有益な情報提供をしていきたいと思ってますし、短期集中で自己分析や業界企業研究を年明けから行うよりも、準備は早いに越したことはないと考えています。

 

一方で、企業としては、出来るだけ早い段階で皆様に接点を持ちたいのが本音です。しかし、早ければいいというものでもないんです。なぜなら、もし夏のインターンで内定出しをしたとしても、その後1年以上接点を持ち続けるってのは非常に困難といか、よほど魅力的な人事や企業じゃないと、内定辞退が続発しますよね。



それから、採用活動は年間スケジュールで進むので、人事のひと区切りってやっぱり内定式なんです。

内定出しして、内定承諾書もらって、内定式に参加してもらってやっと一段落つける、ほっと出来て、皆さん3年生の採用活動にシフトしていく。以上のことから、採用直結型のインターンは秋以降ですよと申し上げている根拠はこれです。人事としては、早く接点持ちたいけど、双方が息切れすることや、内定辞退者続発という懸念と、内定式を終えてから切り替えを行うということから、9月、10月以降のインターンシップは気を抜かずにということです。

 

そして、この通年採用ってゆう昨今の採用トレンドが加速されるならば、採用力があって、独自に我々はこの日程で採用活動行います言える企業が主導となり、早々にインターンシップからの流れで内定出しを行うと、それよりもさらに先んじて採用活動を行う企業も増えるため、就活の前倒しがさらに進みます。

また、内定出しが早いとなると、申したように、1年以上内定者と接点を持ち続けるには企業負担的にも相当難易度が高いですし、皆さんにとっても、通年で内定を出すと言う事は、内定辞退があると言うことだと思います。チャンスが無数にあり、目移りしすぎると、就活の軸がブレそうですよね。



となると、就活ルールがあった時のような3月とか6月とか明確な線引きは出来ないものの、採用力の高くない多くの企業は、例えば、夏にインターンで名簿を集め、秋から説明会を始めて、12月から選考開始、3月頃から内定出しというような、不文律の横並びルールが完成されて、互いの落としどころという気がしています。

 

ただし、まだ先が明確に読めないというのが現在の状況ですので、常に最新情報を収集していくことと、事前準備はいずれにせよ早いに越したことはないということです。少なくともサマーインターンに絶対に参加しないと内定得られないわけじゃないですし、あくまで自己成長の機会としてとらえて参加していただきたいと思っています。