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大学3年生の皆さんが今すべきこと

 

◆自分なりの「軸」を探す

結論から申しますと、自分の「軸」探しです。

社会を眺めた時に、企業や仕事、働くということに関してどのような価値基準で選んでいくかという意味の軸です。



具体的には大きく4つあります。

1.業界・分野(どんな分類、領域の仕事か)

2.人・風土(どのような社風が合うか)

3.理念・仕事内容(どんな考えでどのような仕事をするのか)

4.待遇(福利厚生などの金銭報酬と非金銭報酬)

 



このように、大学3年生の春、現在の皆さんが優先的にすべきことは、このように自分なりの会社選びの基準である、就活における軸を探すという考えが大切になってきます。企業理念や事業内容、あるいは人や風土が自分に合うかなどを、自分の価値基準に照らしながら模索していく作業になります。

 

とはいえ、現時点で自分にはなにが得意で、何が向いていて、どんなことが出来るのか、あるいは将来どんなことを実現したいのかを明確に描けている人はほとんど居ません。

では、どのように社会を知るかということについて、インターンシップとOBOG訪問があります。まずは、インターンシップについてです。

 

インターンシップとは

インターンシップとは、企業において就業体験を通して仕事を理解することで、学生の職業観や勤労観を涵養することが本来の目的です。

 

また、このインターンシップと採用はいっさい切り離して考えられております。

3月の企業の採用に関する広報解禁以前に行われるインターンシップと名の付く各種セミナーや座談会は、全てキャリア教育の一環として行われており、採用とは関係ありません。

 

また、インターンシップの現状に関して、サントリーや東レのように、インターンシップを全くやらない、あるいは理系インターンシップしか実施しないという企業もありますが、ほとんどの企業が1DAYから5日間や1週間程度など、あらゆる形式で早期から学生と接点を持ち、受け入れを行っているのが現状です。

 

夏のインターンシップの応募が6月から7月ですので、あまり時間がないということがお分かりいただけるかと思います。インターンシップに参加すべきかどうかは、目的意識を持って参加すれば有意義なものになるので、参加すべきです。

ただ、これはキャリア教育の一環で行われており、採用とは一切関係がないので、インターンシップに参加しないと不利になるとか、選考に落ちたら内定をもらえないというのは都市伝説ですので気にしないでください。

 

 

ちなみに、インターンシップと同様に自己分析が大事、自己分析は重要だと先輩から聞いているかと思いますので、自己分析ついても簡単に説明します。

 

自己分析とは

分析というと堅苦しい表現ですが、自身を先方へアピールするために過去を振り返るのが主たる作業となります。分析方法については、いろんな就活本でも語られていますが、本を一冊分やって、幼少期から分析するのという考えはナンセンスかなと思います。遡っても、中学くらいまでで十分です。

また、自己分析マニアになって時間を使ってしまうのはとてももったいないので、ある程度振り返って象徴的な出来事や達成感を味わった事実、自分の価値観に大きな影響を与えた出来事などがあれば書き出してみること。

それ以上の自己分析は、思考を外に向けた方がよいです。

思考を外部に向けるとは、冒頭で申し上げた自分なりの企業選びの軸を探すということです。要するに、目的意識を持って積極的にインターンシップやOBOG訪問を行い、社会を知る、働くの実際を知るということをしてください。

 

 なぜならば、自分を知ることは社会(業界・企業・人)というフィルターを通さなければ見えてこないからです。

また、自ら外に向けて情報を得る作業は、その企業の社風を知ることにもつながり、入社後のミスマッチも防げます。

 

 

軸を明確なものにするために

実際に社会人、とりわけ皆さんを手厚く手助けしてくださるOBOGなら、親身になってアドバイスをしてくれて、なお良いでしょう。ただ、聞く側のあなたが丸腰で受け身であるなら意味はありません。

HPやネットで徹底的に業界や企業について調べた上で疑問点を持つ。真剣に調べて、真剣に質問するあなたに対して、回答を嫌がる方はいません。

しかし、残念ながらここ最近、就活生の態度やマナーに関してOBOGから苦情が寄せられていることも事実です。訪問時前の準備やマナーについては事前にキャリア支援室のHPや紙でまとめてあるので必ず確認してください。

そして、当然ですが、お忙しい中皆さんのために時間を作って話をしてくださったOBOGの敬意と感謝の気持ちを示すことは忘れないでください。

 

話を戻しますが、自己分析とは机に向かって黙々と心理分析のように取り組む内発的行動のことではなく、インターンシップやOBOG訪問を通して、つまり、外部に向けて社会のフィルターを通して自分を知る作業なのです。

 

 

インターン選びも企業、業界研究よりも自己分析から

ちなみに、インターン先を選ぶときに企業、業界研究が必要では?と思われるかもしれません。

しかし、夏の時点では特に業種や企業を絞り込む必要はないです。例えば、野村総研とか三井住友銀行ですとか、ウワサで評判のいいインターンから探したほうがいいです。

 

そして、大学3年の夏〜秋くらいは、業種や企業を絞らずに、新たな社会人との出会いを楽しみに行く、くらいの心算(こころづもり)で十分だと思います。企業側も、「普通にしていたらなかなか出会えない学生」と出会うのはとても楽しいことです。ただ、冬になると目の前に採用成果を彼らは求められてきますので、その余裕がなくなります。

ですから、秋口くらいまでは自己分析、つまりインターンシップやOBOG訪問を優先し、企業、業界研究はあまり難しく考えずにいきましょう。

ただ、個人的には、せっかくの夏休みなので、正直、1DAYインターンに大切な時間を割く必要もないかと思います。1DAYインターン程度の経験であればいくらでも他で代替できますし、10月の内定式を終えた後に人事担当は4年生から3年生にシフトチェンジして本腰を入れますから、1DAYは秋以降に参加すると割り切っても構わないと個人的には考えます。


むしろ貴重な夏休みは、5日間などのインターンシップですとか、あるいは例えば1か月海外をバックパッカーとして回ってみるとか、アルバイトやベンチャーの長期インターンに打ち込むとか、他にもやれることはたくさんあります。

ですから、大学3年生の夏は「自分を飛躍させる」「成長の種を見つける」ことに集中して、業界研究や仕事研究を深めるためにも、自分自身に関心を向けることのほうが大切だと伝えたいです。

 

ただ、大前提でお伝えしたいことがあります。インターンもOBOG訪問ももちろん大切なのですが、皆さんが大学生です。

学生の本文は学業です。

そして、皆さんは、これからインターンシップや3月以降の本選考で、自己PRや学生時代に頑張ったことを聞かれ、部活やゼミや、アルバイトやサークルについて記載し、話すことになります。

その、最も頑張ったことをおろそかにして、就活やインターンシップに注力するというのは本末転倒です。

何が言いたいのかというと、今、目の前の学生生活を充実させることこそが、就活成功の鍵ということです。

今日の話を聴いて、焦って闇雲にインターンシップに参加したり、OBOG訪問をしたりするよりも、地に足つけて今やるべき目の前の事に全力を注ぐということです。

つまり、就職活動のためにという目標設定ではなく、今目の前の学業やアルバイトやサークル活動に関して、目的意識を持って取り組むこと。

それが、のちのちの自己PRや学生時代に力を入れたことという問いに堂々と答えられる事実となるため、目前の学生生活を十分に充実させることこそが、就活成功の重要な鍵となるということを覚えておいてください。

 

今日のポイントとまとめ

 大学3年生の春の時点で皆さんが就職活動に向けて今から準備すべきことは、会社選びの明確な基準を持つ、軸を把握するということです。

 

そのための手法として、

1.インターンシップに実際に応募し経験を積む

2.社会を知るために特に親身なOBOGに出会う

 

ということを、恐れずにフットワーク軽く行動、実践してみてください。目的意識を持って行えば、きっと何かが見えてくるはずです。

 

そして、何よりも優先すべきこと。それは、学生生活に関して目的意識を持って取り組み、充実させること。

 

皆さんの就職活動の成功を心から願っています。