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5大商社の「性格タイプ別」分析

 

■三菱商事

〜文武両道分かりやすい優等生〜

 

世界が認めるスリーダイヤのブランド力たるや、他の商社の非になりません。ですから当然誇り高く生きています。言い方を変えればものすごく仕事に対するプライドと三菱という看板に対する自意識が高いです。

 

組織力の高さと言えば聞こえはいいですが、上下下達の絶対的な主従関係が、官僚的と言われるゆえんでしょうか。また、分かりやすくトップを目指し、先頭集団で生きてきたことに存在意義を感じる人です。

 

悪く言えば、「ちゃんと人を見下せる人」。

言葉が悪いのですが、誇り高く生きるということは、相対的に自分を優位な立場に置くことほかなりませんから、バッサリ切る、見下す、優等生である自意識がアイデンティティ。冷徹さと人間的魅力をバランスよく兼ね備えている人が毎年採用されます。

 

 

■三井物産

〜手の内を明かす裏表ない体育会〜

三井商人の気質は、簡単に腹の内うちや戦略をワザと明かしてきて、あっという間に相手のふところに入ってくるのが特徴で、とても人付き合いがうまいです。

 

まさに、その本質が三井グループの特徴であり強みです。攻めの姿勢を崩さずに、笑顔で元気に物事を成し遂げます。

 

それから行動量と圧倒的なチームプレイも特徴です。個人の裁量の高さよりは、なにごともチームで物事を進める性質を持っているため、団体スポーツをやっていた方には比較的ハマります。

 

採用の話をしますと、「御社の決め手は人です!」と言って落とされないのが三井です。三井は、銀行も商社も不動産も、最後は全部「人」で押してくる。そんなに単純なものじゃないでしょ、と彼らも内心分かりつつ、それがブランディングとなってしまっているのが実情です。当然、三菱同様、優秀な方がたくさん集まっています。

 

 

■ 伊藤忠商事

〜出し抜こうとする戦略野武士〜

非財閥の雄として、近年勢いのある伊藤忠商事。グループ各社も、かなり強気で元気なタイプが多いです。そして非常に打算的で戦略的です。

また、利益追求に対するマインドが圧倒的なので、物事の損得をその嗅覚で嗅ぎ分けて関わり度合いを計ります。

 

カルチャーは三菱に近いのですが、伊藤忠がすごいのは「土下座力」です。三菱はそのプライドから、土下座する位なら切腹ぐらいの誇りで生きていますから、頭を最後まで基本的には下げません。

 

伊藤忠はビジネスパーソンとして完全に割り切るため、「土下座力がハンパない」です。常にお詫び行脚しているということではなく、一人一人が徹底した経営者マインドですので、成果のためなら時として土下座でも逆立ちでもします。

 

頭が良くて、ふんぞり返るだけではない「狡猾さ」が、野武士集団と言われるゆえんでしょうか。

 

■ 住友商事

〜真面目で堅実な仲裁調整役〜

性格はわりと穏やかで、5大商社の中では最もバランス感覚に長けています。

物事の仲裁や仲介、調整役に長けているのも住商の特徴です。 

 

ビジネスは堅実で、石橋は叩いて渡らない時も多々あると揶揄されるため、大きな利益を得られない変わりに、川下の小売や通信含めニッチをまんべんなく拾っていき、コツコツと利益を重ねるタイプです。

 

元来、関西発祥の住友グループは、三井の商人的な「グイグイ感」も出ている人はがっつり出ていますが、攻めの姿勢においては、三井や伊藤忠には敵いませんが、ほどよい冷静さと、商人(あきんど)感覚を持ち合わせています。

 

ですから、個の力を信じ、決して無理はせずに取りこぼしなく仕事を着実に住めるというタイプには、この風土はマッチするかと思います。

 

採用の話をすると、都市伝説程度に聞き流してほしいのですが、「顔採用」色が一番強く出ています。

 

 

■ 丸紅

〜成果にこだわる変わり者〜

5大商社の中では最もおもしろい人材が集まっている印象です。

 

伊藤忠と袂を分かった沿革や、旧安田財閥の芙蓉グループ、現在のみずほグループが経緯でもあることから、変わり者を採用しているなという印象。

色々と混ざっていてなかなかカルチャーが融合しない印象です。逆に言えば、多種多様な人材のるつぼという意味で、5大商社の中では一番「商社っぽい」のかもしれません。

ただ、真面目で仕事はきっちりやるタイプです。教室でグループの中心やリーダーではないけれど、理由は分からないけど、なぜかその人の周りには人が集まる感じです。

 

勉強なのか、スポーツなのか、お笑いセンスや、容姿なのかは分かりませんが、何か1つひいでたものを持っていて、けれどそれをうまく表現できないけれど、周りはその人の魅力や良さに気づいている。そんな人がカルチャーフィットすると感じます。

 

ある意味で、1番「伸び代がある」のかも知れません。

 

以上です。

 

1つの企業には多種多様な人材が居て、総合商社ともなれば、同じ人はもちろん一人としておらず千差万別です。

 

自分の勝手に決めつけたイメージだけで性格に合わないから受けないということはせずに、総合商社を受ける人は全てにトライすることが鉄則です。社風に合うか合わないかは、自分ではなく相手(企業)が決めることので。

 

これ以上は怒られますのでお開きにしたいと思います。

個人見解ですので悪しからず…。