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旅行代理店や人材紹介業の営業をdisってみよう

営業と一口にいっても、法人営業から個人営業まで様々です。

ネットに限定した販売業ではなく、対人で営業するということは、顧客のエリアは限定されることになります。

例えば、飲食店向けに求人広告や飲料を売る営業は、特定のエリアが活動範囲となります。

お店や人間は国境を越えにくく、IT市場のようにグローバル化しませんので、地元に根差すのが基本です。

営業とは、ローカル色が強いものであるということ、これは当たり前のことですが押さえておきましょう。

 

◆旅行代理店の営業って、結構辛い?

旅行代理店の営業というのは、なかなか難しい仕事です。

旅行企画は、著作権で保護されているわけではなく、差別化ポイントが価格となりがちだからです。

では、誰が売っても差が出ないのか?

もちろん、営業マンによって差は出ますが、サービスの差を価格以外で訴求しにくいということはあります。顧客は誰から買っても同じなので、ネットを含め安いところから購入します。

旅行企画はオリジナルの旅行企画をつくっても、マネされてしまうのです。

こういった業界や仕事では、価格以外で魅力付けするのが非常に難しいです。

JTBHISは内定者も多く、人気と呼ばれますが、高学歴ほどこれらの企業にはエントリーしていません。

旅行代理店は給料が安いことを知っているからです。

このように価格勝負になる業種ほど、給料は安いとも覚えておきましょう。

 

◆人材紹介営業の営業も辛い・・・

営業担当者自身が、顧客に信頼されても、なかなか付加価値が出しにくいジャンルが人材紹介業と思います。

求人広告の営業ではなく、いわゆるエージェントと呼ばれる人材紹介です。

ここで売る商品は登録している人材となりますので、営業がいくら頑張っても売れないものは売れないわけです。

 

営業マンが、企業の人事担当者に信頼されて提案ができるようになるまでは、人によってかなり差があります。しかし、結果として候補人材を提案する作業になると、ほとんどの場合、特別なスキルは要りません。

登録案件数とデータベースの検索能力が差別化要素で、営業マン個人の強みは発揮しにくいです。

 

また、大手の人材紹介会社は、営業とキャリアコンサルタントが分断されていいます。双方が、顧客(求人している企業)や応募者をそれぞれ理解している確率は低く、流れ作業のように処理している営業マンは、大手企業であっても残念ながらたくさんいます。

 

つまり、一部のプロ意識の高い(職業的倫理観の高い)社員を除いて、単純なマッチングに明け暮れる仕事です。

人材紹介マージンは年収の30%ぐらいが相場となっており、利益率は高いのですが、それだけの付加価値を出しているのかは微妙な商売ともいえます。

 

◆専門性を磨けた方がいいに決まってる

上記で見てきたような仕事では、その会社に勤め続けるという意味ではいいのですが、長い目でみると自分の中にスペシャリティーを構築しにくいです。

 

変化の激しい世の中では、自分が働く期間(キャリアの寿命)が勤める企業の寿命よりも長いことを想定すべきです。

 

自身の貴重な時間で専門性を磨き、そこから派生していろいろな仕事ができるようになっていくのが望ましいと思います。

働くとは組織の歯車となる側面がありますが、一方で、歯車になりながらも専門性を磨ける仕事と、マニュアル通りの作業に終始する仕事があります。

 

あなたは、どっちのキャリアを歩みたいですか?

そのようなことまで想像して企業選び、仕事選びをしていますか?