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金融アレルギーの人に必ず見てほしい話    

 

金融は堅苦しい
・真面目な人が多そう
・仕事がつまらなさそう

 

そんなイメージを持たれている方も少なくないでしょう。

 

では、金融業界全般をはじめからバッサリ切ってしまってよいのかというと少々もったいないです。

 

◆金融を排除してはいけない3つの理由

 

1)採用数

 

2)地域限定正社員

 

3)選考が早い

 

まず、(1)の採用数についてです。

新卒採用人数のトップ3はみずほフィナンシャルグループの1,880人、三井住友銀行1,450人、三菱東京UFJ銀行1,250人でした。

 

昨年度(2016年卒)に続き、2017年卒も都市銀行のトップ3が採用数が多く、ベスト10内に6社が金融機関です。

 

参考 

http://toyokeizai.net/articles/amp/147694?display=b

 

 

採用数が多いから受けるべきという事ではありません。

採用数が多いと、比例的に応募者数も増えるため、仮に100名応募者数の中で10名が採用される中小企業(倍率10倍)と、30,000名が応募者数で1,880名が採用されるみずほフィナンシャルグループ(倍率 15.9倍)では、前者の方が採用される可能性(確率)は高いです。




ただ、日本全国に多種多様な働き方と仕事内容の幅広さと社会に与えるインパクト、世界へのプレゼンスなどを考えた時に、経済活動における血液とも言われるお金の流れ、利益を生み出すビジネスモデルを業界横断的に把握・理解することは、のちのち他業界に応募する際にもとても勉強になります。




つまらなさそう、堅苦しい、という短絡的な考えで金融機関をバッサリ切るのは、経済活動を俯瞰的・網羅的に学べるという就活における見えない価値の機会ロスをすることになります。




普段メインバンクにしているお財布に入っているメガバンクや地方銀行の金融機関だけでも受けておいて損はありません。




2)の地域限定正社員についですが、銀行、生保、損保、信託、証券、リースなどあらゆる業態において、多様な雇用形態を有する業界は金融機関以外にはありません。




その中で、女性であれば結婚出産育児というライフプランを考える事と含めて仕事を選ぶ際には選択肢が多いのは助かります。




男性も、本人の希望や家庭の事情により実家から離れて全国転勤ができない方も増えてきています。

しかし、現状、男性で地域限定正社員は日本企業において皆無です。そのような中で、雇用形態を選択できて、かつリテールか、ホールセールかも希望を出すことができる金融機関は貴重です。




「お金の前に、目の前の人のため」

が金融機関の使命であり責務です。




目の前の個人のお客さま、法人の経営者、老いも若きも、大企業も中小企業もスタートアップ企業も関係なく、ありとあらゆる多種多様な業界・企業の、個人のお客様と関わることができ、個人の・法人の意思決定に大きく関与することができる仕事ですので、やりがいも充実感もあります。

 

地域限定正社員は、待遇面こそ全国転勤が想定されている総合職とは格差はあるものの、常に上昇志向で「3度のメシよりも競走が大好き!」という強烈なマインドではなくとも、ある程度自身の私生活(恋人や友達との時間、家族との時間)を大事にしながら働くことができる。そして、そこには、男性も女性も差別が無く公平・正当に評価されるという点は強みでありやりがいです。

 

ただ、損保、生保、信託、証券、リースの地域限定は道半ばで、もともとは女性を想定した一般職の呼称から変化していった歴史がある職掌については、男性が全国転勤ありの総合職で、女性が地域限定の総合職という切り分けをしている企業も多いです。

基本的には、男性で地域総合を目指す場合には、メガバンクの地域総合職と地域金融(地銀・信金等)を狙うことになるかと思います。

 

 

(3)については、もし、メーカーや総合商社が第一志望だったとしても、選考の順番的には、総じて「金融機関」が早い傾向にあります。いわゆる「外資」は枠外として、日本企業の選考順序を俯瞰的に眺めた際、

・はじめに地銀や信金などの地域金融が動き出し、

・その後に証券の総合職、メガバンクや信託の総合職と地域総合職、

・そのあとに損保や生保の総合職、

・続いてメガバンクや生保・損保の一般職や地域総合職

と続いていきます。

 

よくあるのが、女子でははじめから一般職しか考えていない方。
待っているだけですと、ESや選考開始が5月、6月とだいぶ遅れてやってきます。総合職に興味がなくとも、まずは選考順序の早い順の片っ端から受けていくのが成功のセオリーですし、過去先輩たちのそのように受けてきた結果、CAやメーカーや総合商社に決まっています。
 

就活においては、業界や企業の決め打ち、狙い打ちはリスクが高いので、ネットから選考の早い企業の情報収集を行い、早い企業からどんどん受けて場慣れしていってください。

 

最近では、地銀や信金よりも、一部生保や証券の動きが早く、また、ネット系生保、損保 などの新興勢力も採用の動きを早めている傾向にあるので、注視していきましょう。

 

 




◆それでも金融は避けたい人にオススメ業界

 

それでも、どうしても金融は嫌い、苦手意識がある、つまらなそう、堅苦しいと考えている方にオススメなのがリース業界です。

理由は3つあります。

 




(1)女子総合職もたくさん実績あり

どの業界にも、まだまだ総合職=男性、女性は結婚・出産があるから、採用しづらい、企業からキャリアを示しづらいし正直採用をためらってしまうと考えている企業は少なくないです。

証拠に、一般職で男性が採用されないことも挙げられますし、損保や生保にといては、なぜ男性で地域限定職が居ないのか、という質問に人事は答えることができません。

 

そんな中でも、リース業界、とりわけビッグ3は、女子総合職の実績が多数出ています。純然たる実力主義で男女バランスも良い意味で考慮している傾向が強いため、金融総合職で男性よりもバリバリ活躍している女性社員は多いです。

海外赴任の実績も多数です。それは、本人が望めば、の話ですが、女性活躍という視点から見れば、銀行よりも、損保・生保・リース業界の方が風穴をあけています。

 

(2)銀行ほどの堅苦しさがなく商社っぽい

リースは、それこそ総合商社でよく表現される「ラーメンからロケットまで」取り扱いがあります。
リースの仕組みはネットでごろごろ転がっているのでここでは割愛しますが、取り扱いの商品群が多岐にわたるため、「飽きにくい」のが特徴です。

 

金融機関なんて単なる金貸しじゃん、と考えている方は、まずは大手のビッグ3の、「三井住友ファイナンス&リース」「三菱UFJリース」「オリックス」のいずれか1つで構いませんので見てください。商社やメーカー機能を有しているリース企業が多く存在するため、 世界観が変わります。
金融アレルギーも治る人が居ます。騙されたと思ってエントリーしてみてください。

 

特に航空業界を目指す人は、ANAJALも所有はしていますが、ほとんどの航空各社はリース会社からのリース契約で機材を飛ばしていいます。今後、ますます航空機リースの需要が伸びていく市場でもあり投資家の注目も高い将来性のある産業であることは間違いありません。

 

グローバル・空・語学を活かす

キーワードであれば、リースは外してはいけません。

 

参考

http://toyokeizai.net/articles/-/147248

  

https://matome.naver.jp/odai/2138629763636444801

 

 

(3)給料わるくないしポイ捨てされづらい

銀行がたくさん採用するのは、40歳前後で出世競争からあぶれたら関係子会社に片道切符で飛ばされるから。

 

確かに、銀行は「3度のメシより競走が大好き」な人が向いていますし、継続的に利益を上げ続け、人を踏み台にしてでも上にのし上がる、ある意味、貸せないものは貸せませんという非情なマインドも要求される場面もあります。

 

ですから、学歴に下駄をはかせることもありますし、減点主義で、チャレンジングな人材よりも、ミスや過ちを公私ともに犯さない人間が好まれます。

定年までいられるか分からない戦々恐々の環境の中で、楽しんで人を蹴落としながら上に勝ち残っていくことができますか?と問われると一つ返事ではなかなか応えづらい部分もあります。

 

その点、リースは定年まで勤めあげる方が多いです。

金融知識を前提に、各顧客が打ち出す新しいビジネスモデルに迅速・柔軟に対応するスキルが要求されるため、型にはまった手続きや規則に縛られた働き方が、他の金融機関ほど求められない裁量の幅や自由闊達な風土が根付いています。

 

もちろん、その中でも銀行系の三井住友F&Lや三菱UFJリース、東京センチュリーや芙蓉総合リースなどは、発祥が金融であるため、考え方や社風も3メガに似通っている部分もあります。
そのような意味では、
オリックスなどノンバンク系のリース会社の方が、より柔軟で挑戦できる姿勢や思考・行動力が求められます。

 

また、給与・収入面もメガバンクに引けを取りません。役職者クラスになれば年収1000万を超えてきますし、業界全体の平均年収も800万弱ですので、銀行の減点主義の真逆で、どんどん新しいことに手を挙げて挑戦し実績や成果を残していけば、加点主義の世界の中で、ずっと新卒で入社した企業に残ることができますし、給料も年功序列で上がっていきます(ご多聞にもれず、成果主義も浸透していますが)。

 

参考

http://heikinnenshu.jp/kininaru/if-mufg.html

 

ということで、今回は金融アレルギーの方に、1つは地元で馴染みのある金融機関か、100歩譲ってリース業界を覗いてみることをお伝えしました。

 

もちろん、金融業界に限らずどの業界にも競争や挑戦は求められますが、その中でもより自分の価値観や考え方に近く、長きにわたって納得して勤められる企業に巡り合うことを願っています。