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公務員志望者の民間併願必勝パターン!    

 

◆民間企業の就職活動は、公務員二次試験(面接)の練習になる。

一般的に選考のスピードはメガバンクよりも地方銀行、信用金庫が先行します。
時期的には、去年と同じであれば、
早い地銀、信金では4月から本選考を行います。試験日程と重ならないようであれば、勉強の最後の追い込みで大変な時期ではありますが、場慣れする意味でも、公務員志望者は選考を受けてみるとよいです。

 

志望動機が、「地域社会に貢献」という趣旨になるため、作りやすいのと、いざ、進路を変更しようと思った時に、なにもしていないとつぶしが効かなくなり、選択肢が本当に公務員1本になってしまうからです。

 

もちろん、公務員試験に合格するために単位を取り切って在籍だけ残しておく就職留年や、既卒になったとしても、何年かかっても絶対に公務員になる、という強い思いがあるのであれば、履歴書やES、面接を受けている時間がもったいないので、自宅や図書館にこもって勉強していた方がよいです。

 

ただ公務員試験一本で民間は併願しないか、あるいは万が一の進路変更や不安を払拭するために民間併願をするかという判断は、その人の、公務員に対する志望度や、二足のわらじで要領よく動けるタイプかという性格特性にもよるので一概に言えません。

 

少なくとも公務員試験でもESのような応募書類は記載しますので、志望動機や自己PRや学生時代に頑張ったことなど基本的な質問項目は書けるように、話せるように事前に準備してください。一次試験が終わると、思いのほかスケジュールがタイトですので、準備や練習に時間を割けないからです。

 

 

 

◆地域金融と市区役所は要求される素養・資質・能力が近い

前回の記事、公務員はつらいよ?民間企業から市役所を目指す人の盲点では、民間企業から公務員へ転職する際の苦労や、求められる能力についてお伝えしました。

 

先述したように、地域住民や、地元の企業に利する社会・経済活動を行う企業と、市役所や区役所などの各地方自治体の使命や役割、要求される能力は非常に共通点があります。

 

例えば、皆さん大切な資産をお預かりする金融機関では、もちろん1円のミス」も許されません。

ある日、支店での営業が終了し、入出金と残高合計が1円だけ合わなかったとします。その場合には、1円が見つかるまで、行員全員で支店内を探し回ります。もし、当日にその1円が見つからず、その日が金曜日だった場合には、翌土曜日にも全員が出勤して、昨日の続きで、「消えた1円玉」が出てくるまで探し続けます。

 

お客様の大事な資産、間違いは絶対にあってはならないからです。この姿勢が、金融機関へお金を預ける信用・信頼となっているとも言えるでしょう。1円位どうだっていいじゃん、と思う人材に、自分の資産は預けたくありませんよね。

 

これと同じことが、各地方自治体でもあります。

 

必要書類を間違える、個人情報入力を間違える、年金額や徴収納税額を間違えるということは、あってはならないことですし、場合によっては、その住民にの生活や人生を狂わせることにもなりかねません。

ちょっとした手抜きや集中力不足が、多大な損害・損失を住民に与えてしまうだけでなく、そのミス・過ちにより、自治体の信用は失墜することになる点は、金融機関と同じです。「まぁ、いいか」では済まされません。

 

また、役所で働く人や、金融期間で働く人は、「○○だと思います」という言葉は使いません。

推論や、想定、曖昧な返事は、相手を困惑させていしまいます(この人、本当に分かっているのかなぁ・・・)。

 

そのような曖昧返事をしその場を付け焼刃的に切り抜けたとしても、、後日その顧客や住民が来た際に、「○○ってゆうメガネかけた、そうそう、あそこに座ってるあの人に、印鑑は必要無いって言われた。だから印鑑持ってきてないのに」というクレームを呼びます。

 

言った、言わない、という水掛け論が起きてしまう可能性もあるため、「○○だと思う。○○かもしれない」という曖昧表現、相手を期待させる表現は使いません。

 

手続きや規則をばっちり頭に叩き込み、「確実に判明している事実」のみを端的に伝える。このような、型どおりの決まりきった紋切り型の対応は、行員や自治体職員に共通する点でしょう。

 

そとことが、「前例・慣例主義」「薄情に感じる」「融通が利かない」と言われてしまうゆえんですが、金融機関の職員や自治体の職員は、信用・信頼・誠実さに命を懸け、だからこそ、私情を挟まずに淡々と規則や手続きを守り、業務を行うのです。

 

 

規則やルール、専門知識を頭に叩き込む、という学習も、金融機関職員と役所職員の共通点です。

前回の記事、メガバンクにフィットする性格とはでも触れましたが、簿記、証券外務員、保険販売、財務、会計、為替などありとあらゆる業務に関する専門知識の蓄積がマストになるため、勉強嫌いの方には向いてません。

「目の前のお客様(住民)のためにとびっきりのサービス精神」だけでは、相手は満足しません。
年金や税制、地方自治法、行政学、社会保障や・福祉関連法案など、住民だけではなく、区市議会からの急な要請にも瞬時に回答できるよう、
部署に応じてありとあらゆる専門知識や法律を蓄積し叩き込んでいきます。このような「継続的な学習能力」は、金融機関と共通です。

 

 

 

◆地域金融機関は、「地域まちおこし課」

その地域では、居住者の地元離れや、企業数の現状、工場や研究所の閉鎖などで、財政が困窮しているとします。このままでは、当地域の過疎化・財政赤字は免れない状況にきている。そんな中、子育て世代の育児補助や住宅助成金など打ち手を考えたり、企業の税制を優遇したり、高齢者の介護や健康促進事業など、各自治体は各支援機関、企業、教育機関、商工組合や団体などと手を組み、地域おこし、まちおこしに奮闘します。

 

いわゆる産学官連携と呼ばれるもので、例えば多摩地域を拠点に展開している多摩信用金庫(通称たましん)では、地方公共団体と連携し、より強固なパートナーとしてまちづくりに取り組んでいます。多摩市、調布市、日野市、瑞穂町、昭島市、立川市、西東京市、武蔵野市、福生市と連携協定を締結しています。

 

参考 たましんHP(地域とのパートナーシップ)

http://www.tamashin.jp/03_csr/02_partnership/index.html

 

その他、商工団体や大学などの教育機関など、あらゆる団体・機関と協力、連携を進めることで、金融支援という一面でだけではなく、「多摩地域が抱える課題=面」を自分ごととしてとらえ、総合的・網羅的に面を支援をしてく取り組みに力を入れています。

 

このように地域金融機関は、単なる金貸し事業者だけではない、その町の、その地域の住民にとっての1つの課、「地域まちおこし課」という側面を持っていることから、公務員志望者はメガバンクの支店や、地方銀行、信用金庫との親和性が高いので民間企業との併願を勧めます。

 

今まで公務員一本で考えて日々勉強に励んでいる方も、その手は止めずに、休憩がてら、気分転換がてらに、地銀や信金のHPをチェックしてみると良いです。特に、国家公務員よりも、区役所や市役所志望の方には、その町に住む個人やその町に対しての面的支援という仕事が、意外にフィットするかもしれません。

 

もちろん、非営利団体ではないので、営業マインドは必要となりますが、毎年、二次試験の面接で落とされてしまうケースをたくさん見てきたので、経験を積む、場慣れするという意味でも、民間との併願受験や書く・話すの練習は我々含め第三者に相談してください。