弊社でも支援している就活生が、次々と内定を取り始めました。
経団連の就職協定、あいかわらず影響力がないですね(笑)
今年も面接解禁前に、内定の一次ラッシュがきていることを実感しています。
さて、今回は内定前の選考である最終面接についてです。
◆最終面接って何?
ESや適性検査、GD、集団面接、個人面接、人事面接等を経て、最終面接となりますが、最後の選考ですので、一般的には経営層(取締役や執行役員クラス)が出てくる形になります。
あなたは、最終選考を突破して企業の一員となるわけです。
経営者からみれば、「うちに入社する学生がどんな人物なのか?」を知っておきたいわけです。
※ちなみにコネ入社がいる場合、その人物もチェックしておきたいというオトナの事情もあります
◆前提としておさえておきたい!~経営者はどんな人たち?
最終面接の選考官となる人たちですが、一般的に、
・(当たり前ですが)忙しい人たち
・人事より偉い人たち(役職が上位という意味)
・50代以上の男性役員が多い
だということは間違いありません。
なお、年齢的には男女雇用機会均等法がなかった時代から働いている社員ですので、現時点で女性役員があまりいないのは、ある意味仕方がないことです。今後は、経営メンバーの移り変わりとともに、女性比率も徐々に増えていくと思います
それまで複数回の選考を経ている企業であれば、最終面接に残る学生に瞬殺タイプはいません。
参考:
面接における、瞬殺タイプとは?
http://blog.livedoor.jp/shukatsu_advise/archives/11044112.html
入室5秒で即落ち就活生にガチなダメ出し
http://blog.livedoor.jp/shukatsu_advise/archives/11566492.html
応募者は、それなりに自分の魅力を伝えるのが上手で、やりたいことや企業研究もできているような人材となります。
ここで、改めて、最終面接に登場する経営層の属性を見てみましょう。
① (当たり前ですが)忙しい人たち
② 人事より偉い人たち(役職が上位という意味)
③ 50代以上の男性役員が多い
です。
①から想定できることは、事前に人事から渡された書類を細かく読み込んでいないということであり、そして選考時間は長くはないということです。
キーワードは、「端的に話す(だらだらと話さない)」「伝えたいキーワードを相手に残す」です。
②から想定できることは、人事はそれまでの面接選考における事前教育が十分にできていないということです。
弊社では企業の採用コンサルティングも行っていますが、正直いって、人事からもらった資料を細かく読み込む経営者は一握りです。
それまでの面接で、行動レベルや思考の深さを聞かれていたとしても、経営層は過去の経験からあなたという人物を判断してくる可能性が高い。
そもそもそれまでで行動レベルを確認しているわけですから、違う視点から評価されてもおかしくありません。
キーワードは、「内容よりも、人となりをシンプルにチェックされる」です。
③から想定できることは、シンプルです。
彼らは経営層です。入社後のあなたと席を並べて仕事するということはありません。
若手選考官による「一緒に働きたいか」とか、部長・課長クラスの選考官による「部下として育てられるか」という視点ではなく、
あなたが入社してくれたら「フレッシュな風を吹かせてくれそうかな」「未来の会社を盛り立ててくれそうな頼もしい雰囲気があるかな」という視点で判断してくる可能性があります。
キーワードは、一般的に若者が期待されるような「元気の良さ」「ハキハキした話し方」です。
総合すると、印象面接に近いのが、最終面接の特徴です。
論理的な人も多数いるはずですが、最後はフィーリングという世界です。
今回、ご紹介した内容はすべての企業に当てはまるわけではありません。
当然、例外はありますが、最終面接まで残った方は、ぜひ上記の内容をおさえた上で、最後の本番をがんばってください!!