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あなたは何がやりたいのか?

簡単そうで難しい問いですよね。

 

小さいころから、「大きくなったら何になりたいの?」と尋ねられてきた、この質問ですが、実際に職業と結び付けて考えると答えはすぐには出ません。

 

これについては、一度自分なりに整理してみることをお勧めします。

 

◆自己イメージを知るための質問

1.自分は何が得意か?(能力・才能)

2.自分はいったい何がやりたいのか?(動機・欲求)

3.どのようなことをやっている自分なら、意味を感じ、社会に役立っていると実感できるか?(価値観)

 

これは、キャリア論の大家であるエドガー・シャイン(MIT教授)が、考えた質問です。

 

1.自分は何が得意か?(能力・才能)

この回答については周囲からの評判や意見に影響されますが、最終的には自分で認識している内容となります。

 

2.自分はいったい何がやりたいのか?(動機・欲求)

この回答は自分の中から湧き上がるものです。

周囲からの評判や意見ではわかりません。しかし、ついついて自分が得意で評価されることをやりたいこと・好きなことと勘違いしてしまう側面はあると思います。得意なこと=やりたいことと決めてしまった方が分かりやすいからです。

 

日本では、医学部が最も偏差値が高いわけですが、数学が抜群にできるから医者になった人もいれば、もともと医者になりたくてなった人もいるでしょう。当然ですが、医者として、仕事へのモチベーションや責任感に差が出てきます。

 

当ブログでは、日本企業は異動を前提としていることを何度か述べてきました。

 

参考:

 

 

企業の中で、やりたいことにつくのは、なかなか困難なことかもしれませんが、自分の動機や欲求について把握しておくことは、心の健康を考えると重要なことともいえます。

 

さて、最後の質問

3.どのようなことをやっている自分なら、意味を感じ、社会に役立っていると実感できるか?(価値観)

についてですが、これは現代の人間にとって根源的な問いとも言えます。

 

人間は、いくら得意なことであっても、意味や価値を感じられない仕事では、長く続けることが難しいものです。

 

例えば、スマホのゲームをやらず、その存在に価値を全く見出せない人が、ゲームのシステム開発が得意だからといって、その職業を長期間にわたって続けることは相当に困難であると思われます。

 

一方で、ゲームは創造性を鍛えたり、戦略的な考え方が身につくと考えている人もいるでしょう。

または、純粋にエンターテイメントを提供することは、映画を制作するのと同様にものすごく価値があることだと感じている人もいるはずです。

そういう人は、自分がスマホのゲーム開発に没頭できるのではないでしょうか?

 

仕事を長く続けていく過程で、だんだん得意になることもあります。そういう視点で仕事を探すことは決してわるいことではありません。

 

この価値観という側面を見落としてしまうと、幸せなキャリアをつくれない可能性があるのは事実です。

 

全ての質問に同一の回答というものは、なかなか出せません。

しかし、もし自分のキャリアに悩んでいる方は、これらの質問について自分なりに書き出してみて、考えてみるといいでしょう。

 

就活も転職活動も人生でそう多くは経験しないイベントですが、せっかくの機会ですので、自分について、真剣に問いを立ててみることをお勧めします。