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親に読んでほしい就職活動の話

いつも読んで頂き、ありがとうございます。

就職活動をする際に、親はどういう存在であるべきでしょうか?

 

◆一番は金銭的援助

就活は、証明写真、ESの郵送料、企業訪問の交通費、知り合った学生同士で情報交換を兼ねて食事に行くなど、思ったより出費が重なります。

親ができる一番支援は金銭的援助だと言い切っていいでしょう。

 

◆まだ決まっていないの?は禁句

プレッシャーは本人が一番感じているものです。

その本人に対して、「まだ決まっていないの?」は絶対に言わないべきでしょう。

本人のプレッシャーを軽減してあげるのが、身近な親の役割です。

率直な感想を述べるのは意味がありません。

そんな無駄なプレッシャーをかけるぐらいなら、「雨の日は、最寄り駅からタクシーで帰宅してもいいよ」とタクシー代を渡した方がよっぽど有効です。

 

◆内定後に萎える言葉

「その会社の名前、聞いたこと無いけど、何やってるところなの?大丈夫?」

せっかく内定とっても、親からのこのセリフは最も萎えますね。

そもそも、大人だって、自分が働いている業界以外では、そこまで詳しくないです。

ましてや、BtoB系の企業に詳しいわけがありません。

 

子どもの内定を聞いたら、

まず、おめでとう!来年からいよいよ社会人だね!

で、そのあと、WebでHPなどを色々調べてほしいものです。

そして、その上で気づいたことがあったら、それを伝えてあげてください。

 

「3年に一回、地方転勤があるけど大丈夫か?」

「土日勤務の仕事みたいだけど、友人の多くは土日休みになると思うよ。それは気にならない?」

「内定先は、〇〇企業の子会社だから、役員以上は天下りだよ。出世しても一番上までいけないけど、それについてどう思う?」

といった具体的な問いかけはしてもいいと思います。

(ただし、~するべきだという説教モードはNGです)

 

脊髄反射的に、「親が知らない企業は危ない」なんて言ってはいけません。

『業界地図』を読むのが趣味でもない限り、普通はほとんどの企業を知りません。

日本は、BtoB企業で売上1兆円を超えるところもあります。そのすべてを即答できる大人なんてほとんどいません。

 

◆親が知っているような人気どころは狭き門

人気ランキング上位100社の毎年の採用数は、毎年23万人程度といわれますが、国立、早慶あたりの学生でも毎年4万人程度います。

いくら景気がよくなろうが、人気どころは狭き門なのです。

(ただし人気企業に入る=幸せなキャリアとは限りません)

 

関連記事:

企業人気ランキングは、逆さに読め

http://blog.livedoor.jp/shukatsu_advise/archives/10206073.html

 

◆大学卒業させるんだから、それなりのところに就職してもらわないと・・・

 

この思い込みも相当に身勝手です。

 

そもそも親世代と今の新卒世代では、大学進学率にバラツキがあります。

年次統計

 

 

今は6割弱が大学に進学している状況です。

 

大学数も親世代と比べると、各段に増えています。

2015年時点では700校 1975年時点では400

大学(生)が多すぎる?

 

1.大学進学率が高くなった

2.大学数も増えている

3.雇用数はあまり変わらない

という現実を大人は知りません。

知らなくても生きていけるので、しょうがありません。

 

ただし、自分の感覚や価値基準を子どもに押し付けると不要なプレッシャーを与えるだけとなってしまいますので、気を付けてください。

 

◆他にはどんなサポートが有効か?

金銭的サポートが一番ですが、それ以外では、

「どんな仕事が世の中にはあるのか?」

「自分が働いてきた経験やどんな仕事をしてきたのか?」

について、できるだけわかりやすく話してみてください。

 

また、働くことの自分なりの価値観であるとか、辛かったこと、楽しかったことなど、本人しか話せない体験を伝えるのが有効と思います。

子どもや親の自慢話が聞きたくありませんが、失敗談や苦労した話は、意外と素直に耳を傾けるものです。ついつい聞きたくなるはずです。

 

家庭環境も多様化してきている時代ですが、自分の役目を見定めて、裏方に徹したサポートしてあげてほしいと思います。