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パリピとニートはどっちが就職に強いか?

◆パリピとニート  

パリピとは、言わずもがな「パーティーピープル(party people)」の略です。

屋外・屋内問わず、繁華街や野外フェス、クラブイベント、ビーチやキャンプなどで行われる、あらゆるパーティやスポーツイベント、ハロウィンなど季節折々でド派手系イベントをこよなく愛しノリノリで楽しめる人です。

一方、 ニートとは、こちらも言わずもがな、端的には「働いていない人」の事です。家事でも学生でも無く、かつ職業訓練等も受けていない、主には34 歳までの完全に無業(無職・フリーター)の人です。

今回は、完全に同じ家庭環境、境遇で育ち、かつ全く就業経験も資格も無い24歳パリピA24歳ニートBを比較対象とします。 

 

まず、Aのパリピの性格や行動特性は、とにかく明るくて前向きである事。

また、計画や予測や準備はしない性分。そして、将来不安は無く、その時、その瞬間に集中し、人生を楽しもうとしている事に特徴があると定義します。

それから、パリピAは基本誰かと一緒に盛り上がります。1人で居ることよりも、皆で幸せや楽しみを共有したいという意識が強いことも特徴です。



他方、ニートBは、卒業後、就職せずにニートという選択をしました。部屋に1人で閉じこもりネットゲームやアニメ漫画が好きな完全にインドア派が特徴であると定義します。

性格は完全に根暗でネガテイブ。ネトゲ仲間は居るものの、リアル世界において、誰かと気持ちや価値観を共有することはほとんどありません。また、将来の見えない不安に常におびえ、石橋を叩いて叩いて結局渡らないなんて事もしばしば。

  

どちらが幸せかどうか、という事ではありません。ABも、その生活に満足し幸せなのです。




しかし、25歳を目前にして、

このままではいけないな〜そろそろ就職真面目にしなきゃ!

と考えたわけです。

どちらが先に内定を得られるでしょうか。

 




◆就活すら楽しむパリピ

「ヤバい全然資格も無いし、アルバイト位しか経験無いし、頭も悪いし就職できるんかなぁ。けどまぁーとりあえずやるしかないっしょ!」

って事で、パリピAは、自分が興味ある業界にどんどん履歴書・エントリーシートを提出していきます。

書類で落とされ、祈られる事もザラで、それでも笑ってまたダメか、けどまーしゃーない、次、次!と気持ちの切り替えも早いです。

この、圧倒的な行動力と、あまり深く考えて深刻になり過ぎない気持ちの切り替えとハートの強さはフェスやクラブで鍛えられた賜物でしょうか。




◆石橋を叩いて渡らないニート

なにかと慎重で、なるべく失敗しないように恐る恐る事実を確認しながら進める性格のニートB。そんな性分もあり、就活開始から1ヶ月経過してもなお、ネットから就活ノウハウを学び、外部には足を運んでいないのはもちろん、応募書類も1つも作成・提出していません。

なにか専門分野を確立してからでないと就職できないのではないかと思いつめ、将来不安が高まり、いったん就活を止めて資格の勉強を始めました。

 

3ヶ月後…2人の運命やいかに?

ESを出しては落とされ、それでもまた書いて出しては落ち、を20社以上繰り返している過程の中で、何社か面接にまでたどり着けるようになったパリピA

出会う面接官から手厳しいダメ出しを受けてもへこたれる事なくメモを取り、時には自分からなにが不足しているのか質問をするようにもなりました。

そんな中、とあるフォーマルウェア販売メーカーから、接客から初めて見ないかとオファーを受け、遂に3ヶ月後には正社員として内定を得ることができました。

本当はもっとCMがバンバン流れているような超有名食品メーカーに行きたかったAですが、

「まぁ〜これも経験だしとりあえず頑張ってみますか!」

ってなノリで迷うことなく雇用契約書に一発サインしました。

 

はじめの頃は不慣れな敬語にも違和感がありながらと、持ち前の明るさと前向きさ、押しの強さで仕事をどんどん吸収していきます。

そして、入社して数ヶ月経過した頃には、その店舗の月間最多売上まで獲得する事ができました。

もともと社交的なAは、同僚や先輩にも気に入られ、誰のふところにもすぐに持ち前の愛嬌で飛び込んでいくことができ、困った時は誰かが助けてくれるような、とても働きやすい職場になりました。

 

他方、資格の勉強に勤しむニートBもともと、勉強は苦手な方では無かったので、目標としていた宅建主任者資格を得ることができました。

元来、土地・建物など不動産に興味があったこともあり、宅建資格は弾みになります。

実際、4ヶ月目から実際に応募してみると、書類で落とされることはありませんでした。

しかし、一次面接が通過しません。

もともと、人の目を見て話すこともおぼつかないため、人と接する事に対する恐怖が抜けないのです。また、押しの強い不動産仲介営業が、全く肌に合わないと感じ始めます。

時だけが流れて行きます。そこでBは立ち止まり思いつめてこう考えます。

「あぁ、自分はやはり世の中に必要とされていないんだ。」

 

◆やっぱり就活勝者はパリピ?

3ヶ月後、半年後くらいのスパンで見れば、確かにその仮説は正しいかも知れません。

 

しかし、1年後、2年後は?

 

仮に、入社半年にして月間MVPを獲得したAは、なんだかそれに満足してしまって、それ以降仕事に力が入らなくなり、飽きてしまうかもしれません。

 

そして、1年後、店舗をのぞいて見たら、Aさんは居なかった。退職し、元のパリピに戻っていた、なんて事も。




他方、気落ちして完全にガス欠状態だったニートBも、時の流れが本人の心の傷を癒し、再び立ち上がる事を決意します。

そこで、これまでの反省を踏まえBは、考えます。

「私は、好きな事を仕事にしようとしていたけれど、それは本当に正しい事なのだろうか」

その後、ニートBは、今一度自分が得意なことや向いている事を洗い出します。すると、数字に強く、かつロジカルに物事を分析し仮説検証する作業が苦ではない事に気づきます。

その強みを活かせる仕事は無いか考えた時に、プログラミングの授業が好きだった事を思い出し、IT業界に目を向けSEを調べ面接を受けてみるとバンバン通過するようになり、路線変更後1ヶ月でとある企業の SE職として就職することに成功しました。

 

あの日、就職しなきゃ!と誓ってから1年の歳月が経過していました。

 



◆全てフィクションだが生々しい

今回は分かりやすく、ポジティブパリピとネガテイブニートという比較をしました。そして、短期的に見ればパリピの完勝でしたが、1年後にはニートの勝利でした。

 

時間の横軸はこれからも続くわけで、これで人生の勝敗が決まるわけではありません。

 

ここから、さらにパリピAが怒涛の追い上げ、猛チャージを見せるかも知れません。

それにしてもこの2人、職場で出会っていたら互いにどんな印象を持つのでしょうか。 




(心の声)

A「うわ、暗っ。ヤバい無理合わない」

B「派手だなぁ、絶対友達にはなれなそう」


第一印象は真逆だとしても、膝を突き合わせながら1時間2時間と腹を割って話し合えば、互いに良いところが見出せたら、もしかしたら理解し合えたり尊重し合えたりするかもしれません。

 

ABさんて、すごい勤勉。しかもちゃんと反省を活かしてるし。見習いたいな」

 

BAさん、見た目と違ってすごく真っ直ぐで一生懸命な人だな、しかも前向きさは心から尊敬する」

 

実際に、性格の真逆な2人が同じ職場で働く可能性だってゼロでは無いからです。




◆結局は無い物ねだり、だからこそ補い合える

2人は、互いに無いものを尊敬し合える仲になりました。

最初の頃は、正直なところ、自分に持っていない性格や行動特性に嫉妬する事もありました。

しかし、自分に無い物をねだっても手に入らないですし、だからこそ互いが不足を補い合えればより大きなパワーが生まれ、企業は、組織は発展していくのではないでしょうか。




即行動。失敗を恐れていてはなにも始まらない。反省する暇があれば物事を肯定的に捉えて前だけを見据え、前進あるのみ!




という思考が必要なタイプの人間もいれば、




都度、節目節目で立ち止まり、振り返りをしながら反省から学び次の行動の改善として活かす事が必要

な人も居る。




基本どポジティブなAさんは、反省や改善行動が必要でしょうし、

基本どネガテイブなBさんは、物事を深刻に考えないスキルが必要になるでしょう。



どっちが勝ちか負けかなんて、見かたを変えれば双方痛み分けな話であって、基本的には

自分の苦手を人や社会の枠組みの中で苦悶するよりは、できることからコツコツと、変えられる未来からコツコツと、自分のペースで自分に必要な手法で着実に進めていく事が寛容ではないでしょうか。




殊勝なことを宣うのであれば、我々就活・転職アドバイザーは、そんな二人に適切なアドバイスで就職を支援したいと本気で考えています。

自分で現状を嘆き、なんの強みもスキルも無いという人にも、必ず才能はあります。それを一緒に探していきましょう。

ただ、本人が真剣であることが前提です。我々は、医者でも占い師でもないので、人生を変えたり導いたりすることはできません。

可能性を最大限に引き出し、共に歩む事ができます。

 

就活・転職に真剣な人は、なにかあればご相談ください。