面接で伝えるべきは、あなたの良さです。
面接は、企業と応募者との商取引(雇用契約)である以上、あなたの良さを簡潔に表現する必要がありますが、これが苦手な方がいますね。
どのようなタイプでしょうか?
今回は、それぞれのタイプと、その処方箋を出したいと思います。
◆自分をよく見せたい願望が強い・・・
本当の自分よりも「もっとイケているはずの自分」を演出しようとして張り切ってしまうタイプです。
転職活動というより、就職活動の初期の学生によくみられます
言うまでもなく、入社したら一緒に行動するわけですから、ずっとハイテンションなわけがないのです。
そもそも面接時間だけハイテンションであるのは不自然です。
面接で妙に張り切っている、GDで見たことのないような優等生キャラを演じている、それは見透かされています。
そもそも自分だったら、そのような嘘くさい人と一緒に働きたいでしょうか?
いつものあなたで臨めばいいのです。
ただし、いつものあなたは声が小さかったり、姿勢が悪すぎたり、愛想があまりにもない自覚があるなら、多少は改善した方がいいです。
しかし、人間は無理した瞬間にバレてしまうものなのです。
普段の自分で勝負することを第一に考えましょう。無理して演じ切って入社しても後で大変に苦労することになりますので。
アドバイスでよくお伝えするのですがESも面接も、多少の化粧はOK、ただし整形手術はNGです。
◆過度に緊張してしまう・・・
自分の親には良く見せる必要がないので緊張しませんよね。他者に良く見せようとするから緊張するのです。
面接官は神様ではありません。
そしてほとんどの面接官は、現場の社員ですので、人事ほど面接に慣れているわけでもないのです。
面接官も緊張しているのですから、最初に「狙って」笑顔を見せ、好意を行動で示しましょう。
笑顔はなるべく歯を見せるようにしてください。
どうしても緊張してしまう人は、早めに会場に入って手をグーに握ったり、パーに開いたりして少しでも血行をよくするのもいいと思います。
なお、狙ってはできないのですが笑、例えば、面接会場まで道に迷ってしまいダッシュでギリギリについたらきっと緊張しません。
これは急いで心拍数が上がっているため、緊張からくるドキドキなのか走ったせいなのかわからなくなるからです。その意味で血行をよくしておくことが有効です。
どうしても緊張してしまう人には、他にも緊張をほぐすテクニックはあるのですが、それは我々のお客様だけにお伝えしております。
◆無駄にプライドの高い・・・
最も厄介なタイプです。
自分をよく見せようして、なんとなく偉そうに振る舞ってしまうというもので、これは一種の生き方の癖です。
改善しにくい部分ではありますが、第三者に指摘されて、少しずつ修正していくしかありません。
このタイプは、コンプレックスの裏返しで自分にバリアーを張っている人がほとんどです。裏を返すと自分を守るために仕事はきっちりやり切るタイプでもあります。
そういう良いところもあるのですが、面接では「一緒に働きたくない」と思われてしまいがちなタイプでもあります。
若いうちは、「若いのに自分の意見があり頼もしい」と思ってもらえることもありますが、年齢を追うごとに「あの人は面倒くさいタイプなので組織になじめないのでは?」と転職しにくくなるタイプでもあります。
この自覚がある方は、早めに軌道修正しておいた方がよく、それを転職のタイミングで気づき直しておくのがいいでしょう。
要は自分の癖の問題なので、無自覚はダメですが、自覚した上で制御すれば今までよりうまくやっていけるはずです。
(我々は、多くのそういう方にもアドバイスしてきた実績があります)
では、就職活動・転職活動がんばってください!