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本当にあった内定辞退のエグい話  

 

 皆さんは、雇用される側ですから、労働者としてその権利が手厚く守られています。

 ですが、安易な内定辞退はいい印象を残しませんので、うまくやりましょう。

 

◆ある年から突然採用されなくなった

一部の学生の安易な内定辞退が目立ってしまうことも現実としてあります。

 

例えば、企業から6月に内定を得て、10月の内定式にも参加したにも関わらず、裏ではこっそり就活は継続し、他に志望度の高い企業から内定をもらった時に、6月に内定を得た企業の入社(内定)を辞退するというケース。
丁寧に辞退すればまだいいのですが、「内定式にこない」というような不義理の対応をとってしまう人も実際にはいます。

 

これは、法的には問題ないのですが、道義的、倫理的には大問題です。

企業は、時間と労力をかけて1人ひとりを見極めて内定を出し、研修費用も採用費用もかなりの額がかっていますし、新たにその穴埋めをするために採用計画の見直しや再募集をかける事にもなります。
簡単に「はい、そうですか」とは言いたくないのは当然です。

あまりにタチが悪い場合、その学生が所属する
大学や組織(ゼミ、部活、サークル)の評価が格下げされる事もあります。



例えば、とある生命保険会社から総合職で内定を得ていた学生が、生保の内定を蹴って他の損保に決めてしまいました。
その時の印象が非常によくなかったそうです。(いわゆるバックレた状態)



その生命保険会社は、その大学からは翌年から3年間、その学生が所属するサッカー部からは翌年から5年間採用しないという制裁がくだされたことがあります。
(もちろん、明るみにはなっていませんが事実としてありました。
 しかしこういう判断する生保ははっきり言ってアホだとも思います)。

 

このような恐ろしいことを、プライドの高い企業は裏でやっている場合もあります。
(繰り返しますが、こんな企業はアホですけどね)

 

ですから、安易な内定辞退をすることは、結果的に自分(というか周囲)の首を締める事になることを肝に銘じておいてください。

 

 

3日間拘束されて他社選考が全てパーに

雇用主である企業にとって避けられないのが内定辞退ですが、学生を囲い込み、強い拘束をかけてきて、絶対に逃げられなくするために周囲から固めていくケースがあります。

 

例えば、とある銀行では、6月の内定出し解禁までに学生を面接指導や支援と称して10回以上社員と面接させ完全に拘束させる状況がありました。

 

61日、2日、3日の他の予定は全てキャンセルさせて、3日間終日本店に拘束するという強硬手段です。

 

つまり、内定解禁前は面談・面接で予定をほとんど奪って他社選考に行けなくさせる。

そして、内定出しや人事面接本番が最も集中する6月最初の3日間は、採用や研修と称して、ガッチリと本人を拘束して、他社選考を物理的に辞退せざるを得ない方向に持っていくのです。

 

まさに「人質」です。
大人げないやり口ですが、事実平気で行われています。

(やはり、こんな企業もアホですけどね・・・)

内定者としては

「いや、その日が他の予定が、、」

とは言いにくい。

 

建前上「御社が絶対的に第1志望です!」と伝えているので、

「うちが第1志望だったら、6月の13日間は全て予定空けられるよね?」と言われてしまうからです。

企業側の気持ちに立てば、そこまで躍起になることにも一定の理解は示せます。
雇用環境が改善されてきた2013年頃からの数年、売り手市場だからといって、
あまりにもマナー違反の道義的NGな学生の非礼・無礼な内定辞退があるからです。

 

 

◆その場で電話をかけさせられる

とある生命保険会社では、最終面接の控え室に、なぜが複数の先輩社員が待機していて、
「君なら大丈夫!」「最終頑張ってね!」と異様な励ましに遭います。

そして、いざ最終面接を終えてその場で握手=内定をもらい、再度控え室に戻るように言われると、今度はその先輩社員達が「やったね!」「おめでとう〜!」「仲間だね!」と熱烈歓迎を受けます。

 

問題は、この後、

「じゃあ、これからA社とB社とC社とD社の選考が残ってるって言ってたけど、この場で4社、全て辞退の電話がけしよっか」と促されるケースです。

 

ここで、全て他の選考を、電話をかけて断るところまで、先輩社員達が見張るのです。

 (人事からの指導というよりは、先輩社員のアドリブだったと思われます。
 しかし、こんな企業は、その場で辞退したほうが正解でしょうね)

 

◆断る時は電話か会う。

学生側としては、人生を左右する企業選びですし、どの選考が進んでどの選考が落ちるかなんて分かりませんから、平行して複数社を受けるのは当然です。

 

しかし、断り方がメール1本で内定辞退するというような事は大人のマナーとしてNGですし、
先述したように、そのような行動は結果的に自分の周囲に跳ね返ってしまう場合もあります。

 

ですから、まずは電話をしましょう。

ほとんどの人事は辞退の連絡を受けた経験があるはずですから、

辞退の旨を告げれば、わかってくれます。

 

あとは、

ひたすら謝るしかありません。

言い訳は一切してはいけません。

 

ただし、
「いろいろ悩んだ末に他社に決めました。」
と言い切りましょう。

内定辞退の電話をすると、「一回、話そうか。会社に来てよ」ということで呼ばれる場合もあります。

行ってみると、すぐに帰してくれなくて、会議室で数時間に説教されたなんて事もあります。
ゴリゴリ営業をする会社では、この手の無意味な拘束も見かけます。

本当はそんなことしたくないのにするのはなぜか。
それは、あの企業は拘束がキツい=簡単に断れないという事実を広めるためです。

「あそこは簡単に内定辞退できるから第一志望といっておけ」
とか
「内定はメールでサクッとできた」
なんてSNSやブログ、就活情報サイトで広められたら、ますますその企業では安易な内定辞退が増えてしまいます。


人事も必死です。 

だから、あえて「怒り心頭というポーズ」を取っているのです。

たいがいの企業は特にもめずに
「そうですか・・・、非常に残念ですが気持ちや事情は分かりました」で終わります。

 

「誠実に」「誠意と感謝の気持ちを持って」行動するように心がけてください。

 企業は、お祈りメールを送ってくるだけなんだから、テキトーな内定辞退でもいいだろう・・・

辞退メールでも送っておけばOKだろう・・・
もしくはバックレてしまおう・・・
と考える人もいるでしょうね。

しかし、バックレた担当者とは、もしかしたら同じ業界で会うかもしれませんし、
取引先や企業同士の集まり、または転職後にバッタリ会うかもしれません。

入社前に、気まずくなるようなタネをまいておくメリットはありません。