· 

業界は絞った?てかむしろ広げるべき?

 

この時期になると、ある程度業界が何個かに絞られてきている人も少なくないでしょう。 

 

自分の就活の軸=どのような判断基準で企業を見ているのかが明確になっていれば、おのずと絞られてくるはずです。

 

参考

仕事は憂鬱なもの?就活の軸の考え方

 

◆業界を絞る=就活の軸が明確であること

業界を絞るという行為には前提として明確な就活の軸が必須です。

 

・自分の強みをどう活かしていく働き方を望むのか。

・個人プレーなのかチームプレーなのか

・常に変化挑戦を求めるのか規則手続き通りに進めるのか

 

など、働き方の判断基準を明確にしてください。そうしないと、

 

・転勤が無ければどこでもいい

・大手で安定していればどこでもいい

 

 

となって、いつまでも絞りきれません。

それどころか面接官から、




「この学生は、自己分析や業界・企業研究が進んでいない」

 

と、とられてしまいます。

 

そして、志望業界が35業界位に絞れてきたら次は、どの業界を上位にもってくるか優先順位をつけます。

 
 

◆必ず中位、下位の企業まで受けること

第一志望の業界が損保で、中でも3メガ損保(東京海上、三井住友海上、損保ジャパン日本興亜)を受けよう、というのは間違いです。




必ず、ネット系損保も含めた業界の5番手、6番手などの中位、下位の企業まで全て受けてください。




理由は2つあります。




1つは、その業界(損保)のその働き方が自分にマッチしていると明確にしたはずなのに、大手だけしか受けない事に矛盾が生じている事を面接官は見抜くからです。




なぜ損保業界で働きたいのに、大手3社しか受けないのか。それだけその業界で働きたいという覚悟が足りないのではないか、とジャッジされます。それでも、大手にこだわるのであれば止めませんが、後々苦しみます。




それが理由その2です。

なぜ苦しむのかというと、選考を進めていくと、自分が望まなくとも持ち駒が減っていくからです。

先輩方のプレエントリー平均が60前後、本エントリー(実際にESを書いて提出)が約30社です。




業界を5つに絞った場合、1つの業界で上位から受けていくとマックスで6社(×5業界)しか出せません。忙しいので、本エントリーは30社前後が限界です。




そして、その30社がどうなるのかというと、




30社 本エントリー

     

15社 筆記通過(残り15社筆記落ち)  

     

8 GD通過(残り7GD落ち)一次

     

4社 集団面接通過(残り4社面接落ち)ニ次

     

2社 個人面接通過(残り2社面接落ち)三次

   

1社 内定(残り1社は役員面接落ち)最終

 

 

となるからです。

これは、大げさな数値ではなく、ごくごく一般的な選考における当落可能性フローです。

 

つまり、最初から業界のトップ3しか受けないとなると、自ら持ち駒を当初から少なくして苦しめていることと同じで、後から落ち続けた時に、持ち駒が減っていく恐怖と不安などのメンタリティが、かなりボロボロになります。

 

ですから、業界の上位だけ受けるという事は決してしないで、中堅、下位までしっかりあまねく応募する事で、後々持ち駒が少なくなってきてもセーフティネットがある事で自らを鼓舞し、安心しながら選考に臨んでください。

 

 

◆となると大事なのは企業研究より業務理解

就活の軸は、働き方の軸であり、自分の強みとその業界のその業務(営業)に求められる能力とのマッチングを示す事に他なりません。

 

ですから、例えばメガ損保ばかりに目が向いてしまい、中でも「三井住友海上ラブ!」と目がハートになって視野が狭くなると、落ちた時のショックもさることながら(MS海上は、中堅以下の大学生は7割が筆記落ちします)、

 

企業からしてみると

「企業とあなたのマッチングではなくて、業務(仕事)とあなたのマッチングが就活の軸なんでしょ?なのになぜ、企業に惚れていることばかりアピールしてくるの?矛盾してない?」

となります。

 

皆さんは、就社が前提の日本の採用シーンにおいて、どうしても「私とあの企業」という結びつけをしてしまいがちですが、その動機や熱意は最終面接で伝えればよいのです。

 

それまでは、その業界におけるその仕事の進め方や働き方が、自分の価値観とマッチしているという、「私とあの業務」という観点から業界や企業研究をしてください。

 

これは、多くの方が間違いに陥ります。

繰り返しますが、自己分析に基づく業界・企業研究は、自分と企業のマッチング証明ではなく、自分とその業界における仕事とのマッチング証明をする事です。

 

今から業界を広げる方も、絞る方も、

「あの企業は素敵だな」という企業ショッピングではなく、「あの業界の仕事の進め方は、私の価値観や強みを活かせそうだな」という観点で、絞るなり広げるなりしてください。