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まさか!人事の心を掴んだたった1つの能力

 

仕事を進める上では、 

計画していなかったことや、想定外の出来事、予期できない「まさか」な事
が起こります。

 

 

◆飛行機が落ちてしまう?!

機材損傷の可能性が浮上し、急きょ羽田発ホノルル行きのリターンを決定。

 

急な進路変更により、着陸体勢が整わない中、上空を迂回していたら燃料が不足し、飛行経路も定まらずに焦るOJT中の副操縦士。

 

そんな中、新人整備士がスパナを紛失。

エンジンの中にもし紛れていたら大惨事を招きかね無い。

フライトプランを策定するディスパッチャーでは、落雷の影響により停電し、迅速に指示を出せない。

燃料不足が懸念される中で、飛行機が行き先のホノルルから急遽羽田空港に戻るまでに、CAはサービス要員から保安要員に気持ちと行動を切り替え、準備を整える。

 

乗客の安全を守り、引き返して無事に着陸することができるのか。

 

このような突発的な人為的、自然災害が絡む状況下では、慌てずに、冷静な判断力や柔軟な発想や立ち回りがものを言います。

 

結果的には、飛行機はオーバーランせずに乗客の安全を確保し無事に着陸します。

 

操縦士、整備士、CA、グランドスタッフ、ディスパッチャー、航空管制官などそれぞれが見事に連携・協力し、情報共有を行い、乗客の命を預かる重責の中で、それぞれの役割に課された責務を全うします。

 

突発的状況下における個々人の責任と役割において、他者と協働し難局を乗り越えるチームワークとして、かなり勉強になるので一度ご覧ください。

 

参考

2008年公開 綾瀬はるかさん主演 ハッピーフライト

 

 

◆数億円の取引機会を失う?!

海運会社では、定期便・不定便問わず、荷主から依頼された荷物を、予定通り、目的地に届ける責務があります。

 

その日は朝から台風の影響により大しけで海は荒れていました。

コンテナ船の運行管理を行う部署では、朝から運行スケジュールの急な変更や荷主、顧客、代理店対応や調整にバタバタ。

 

そんな中、顧客である商社から「納期に間に合わなければ数億円の取引を失う可能性がある、どうしてくれるんだ!」と連絡が入りました。

 

そのコンテナ船は既に海上運行中の輸入貨物でしたが、海が大荒れで、これ以上のスピードアップはエンジンに負荷がかかり、安全性の面からできません。

 

それでも荷主の商社からは、とにかく早く日本へ到着させてくれなければ困る!と連絡が続き、鬼気迫る状況です。

 

そこで、一刻を争う中、次の運行船が寄港する国の代理店に、より低コストで早く運行可能な他社のコンテナ船を確保できないか交渉。

 

しかし、寄港国では常識も文化も異なるため、日本的顧客第一主義な考え方が全く伝わらず、顧客の要望は聞けない、特別対応はできないとあっさり突っぱねられてしまう。

 

それでもリミットが刻一刻と迫る中、粘り強くなんとか交渉をまとめ代理店のメリットを提示しながら説得し、理解・納得を得る事ができた。

 

そして、貨物の積み替えを、迅速に関連各所連絡・手配し、なんとか商社とエンドユーザーのビジネス機会の損失を免れ、難局を乗り越える事ができました。





◆あわわ!ヤバイ、どうしよう、おワタ

空(飛行機)や海(貨物船)の出来事は一例です。

このような予期せぬこと、計画通りにいかないことというのは、どんな仕事をしていても起こり得ます。

 

人間心理として、

「うわマジかよ、どうしよう汗」

という、慌てたり焦ったり、肝を冷やしたりする事はあるでしょう。

 

そんな中でも、冷静な判断力と、柔軟な計画変更、そして先の状況を見据えてどの打ち手を取れば最も金銭的、時間的コストを低減させながら目的を遂行できるか瞬時に考えて行動に移すことが要求されます。

 

 

◆起こってしまった事は仕方ない

・予定の荷物が届かない

・予定していた人が現れない

・準備していた資料が全く違うものだった

・計画外の出来事が起きたなど

 

予定外・想定外の状況に遭遇した際には、その事を踏まえて時間や金銭的、人材采配にも余裕をもって準備する事が大切です。

 

そして、起きた事にいちいち悩んだりくよくよしたりしても仕方ないので、先の事を考える。

 

具体的には、

0.状況に反応したあとは冷静になる

1.どう対処すべきか、打ち手を考える

2.いくつかの打ち手の中で最善を模索

3.決めた打ち手に対し優先順位をつけて実行

4.結果が伴わなければ後順位の打ち手を実行

 

このように、突発的状況下におけるPDCAサイクルを回しながら、1人で抱え込まずに他者と協働して難局を乗り越える。




つまり、言い換えれば




「まさか!におけるドタンバ切り抜け力」




この能力は、いつの時代もどの業界・職種においても求められるものです。

むしろ、経験の蓄積によりこれさえ身につけておけば、ある程度の想定外にも対応ができます。




ですから、自分のこれまでの経験の中で、そのような予期せぬドタンバな環境下において、どう考えてどう立ち回り、壁や困難、難局を切り抜け乗り越えたのかイメージしておくと、強みとして先方に想起させやすい1つのPR材料となることでしょう。

 

また、業務理解を深める際にも、そのような難局、困難な場面、大変だった出来事、つまり「ドタンバ切り抜け力」を中心に聴くことで、自分の強みをどのように活かせるのか業務想定をした上で理解を深めてください。