入社してビックリ!「新入社員と社風」のカルチャーショック

 

1社目の会社が、その人の社会人としての素地や常識をつくり、それが世の中の働く人の「普通」なんだろうなと思いながら働いていく。

 

・辞令交付後の挨拶周り

・花見の場所取り

・飲み会での気配り

 

今年もたくさんの企業で新入社員から「さっそく」驚きの声が届いていますのでご紹介します。

 
 

最初の仕事が神棚の榊の取り換え!?

とある人材企業に入社したAさんは、人と人とのコミュニケーションや企業と人と結びつける仕事に魅力を感じて、入社日を迎えます。

 

さっそく先輩から最初の指令が来ました。

「榊(さかき)取り替えて」

 

サカキ??

 

ふと、壁面の上部に目をやると、

どこかの不動産屋さんで見たことのあるような神棚が。

サカキとはそこに飾られている(祀られている)葉っぱです。

 

花屋さんに行けば売っていますが、新人の22歳にそんなものに触れて育った記憶なし。

 

あの、サカキって何ですか?それはどこで売っていますか?

 

資料のコピーや電話対応なら心の準備はできていたものの、まさか神棚の榊の取り換えが新人の専業だったとは。

 

カルチャーショックを覚えつつ、榊は約1週間でしおれるので、週1回近くの花屋さんへ出向く日々となりました。

 

会社の社風や組織の風土とは、「その企業の人達が当然の常識と思っていることやその行動」です。

 

Aさんにとっては、神棚を飾ってある会社があることにさえ驚きですが、

その企業では、毎年4月にはビジネス成就の神様でおなじみ「神田明神」へ毎年お詣りへ行くことも、「当然の行動」です。

 

朝礼にも、社訓にも、神棚の榊の取り換えにも慣れてきたものの、なぜ休暇である1月3日に社員とともに神田明神へ行かなければならいのだろうと、もやもやと睡眠不足を抱えながら御茶ノ水駅に降り立つAさんでした。

 

 

■OJTの先輩から飲み会の作法を伝授?!

研修体制や導入研修、OJTが整っていることで有名だった大手広告代理店に入社したBさん。

 

意気揚々と、日々出勤し、フットワークよく部署ごとへ挨拶周りへ伺い、自分もOJTで付いてくれた先輩のように、自分も早くクライアントを担当して一人前になるぞ!と目を輝かせていました。

 

その夜、仕事帰りに先輩から飲み会に誘われます。

今日は新人歓迎会とのことで、もちろん快諾し、飲み会へ。

 

自分は歓迎される立場ですから、何の気なしに座ろうとしたところ、

 

「お前は、俺の指令通りに動け」

 

とお達しが。

もともと古き良き日本企業の体育会系な社風なことは知っていましたし、Bさんも部活上がりでしたから、その位では驚きません。

座る席の上座や下座、先輩や上司のグラスが空いたらすぐにつぎに行くくらいはおてのものです。

 

そでも先輩は、

「お前はなにをやっているんだ」と一喝。

 

はて、なにがいけなかったのだろうと思っていたら、

 

「自分が酒を飲み干したら、頭の上でグラスを逆さにするのは常識だろ!」

 

それは、さすがに学生時代の飲み会の常識にはなかったため、Bさん初のカルチャーショックを受けつつも、お酒を飲み干すごとに、言われた通りに頭上でグラスを逆さにし続けました。

 

(しかも誰も見てねぇ・・。)

 

そればかりに気を取られていたら、また先輩から

「お前二次会はおさえてあるんだろうな?」

 

(え?俺歓迎されているのに幹事なん?)

と思いつつ、先輩の顔を見返すと、

「歓迎会は一次会まで。二次会は一番下っ端のお前が幹事に決まってるだろ」。

 

あわてて、店を探しているうちに、頭に落ちたビールにしずくは乾いていた。

 

 

そして翌日、通常通り自席に座り、周囲の方々へ、昨日はありがとうございましたと伝えたところ、どこからともなくOJTの先輩が。

 

「ありがとうございましたじゃない、お疲れ様でしただろ」

 

あれれ、そうなんだと思いつつ、役職者の上位の方から順番に一人ひとりの席へ伺って、「昨日はお疲れ様でした」と挨拶し、離席されていた場合には置手紙。

そのような「昨日のお礼&お手紙業務」をしていたら、勤務開始9時から1時間経過していました。

 

これ、意味あんのかな、メールでいいじゃん・・。

 

 

「以上」の位置のやり直しで先輩からお説教!?

とあるオフィス用品メーカーの事務職として入社したCさん。もともと細かい作業得意な方だし、早く、正確に業務に取り組もうと先輩社員の方々にもきちんと挨拶し、業務スタート。

 

さっそく、事務部門で一番ベテランの社員の方から書類作成の依頼を受けました。

 

「今から、社内メールを書類と同じ内容で送るから、これを見本に作って」

 

渡されたのは、来月の社内報の発行日変更のお知らせというものでした。この位簡単簡単と思って、得意の事務処理能力で、見本を参考に10分もかからずに、A4書面1枚のお知らせと、同じ内容で社内全員へ送付するメール送付準備が完了しました。

 

先輩、できましたので確認をお願いします

と、お声がけしたところ、どうやら先輩の雲行きが怪しい。

 

「内容に不備などございましたでしょうか?」

 

「あなた、この文末最後の「以上」位置、間違えているわよ」

 

(え?以上の位置??)

 

日付も入っている、題名も社内報発行日変更のお知らせで間違いない。本文も見本の通りで、テキストの大きさも、フォントも見本通り。どこが間違いなのかと見てみると、以上の位置が、本文の最後の行の1つ下に記している。

 

(え?これ?)

 

もう一度お尋ねしたところ、

「そうよ、これ。以上は、基本的に本文の文末と同じ行の右横に並列で記すのよ」

 

正確で迅速な事務業務には自信があったものの、まさか「以上」の位置で訂正が入るなんて。Cさんにとって初めてのカルチャーショックでした。さらに驚きは続きます。

 

先輩上司は、メールアドレスについておかしいと言っています。

「どこですか?一斉メールを宛先に入れましたよ?」

 

「なぜ一斉メールを使っているの。全員分、役職者から入力するのが常識でしょう」

 

(え?1人ずつ入力?!社長から?!?)

 

社員全員に送るためには、全員送信用の一斉メールがあることを知っていたので、それを使用したまで。

それでもその先輩は、一斉メール上長や役員に失礼とのこと。

どんなに些細な内容でも、気持ちを込めて、一人ずつアドレス帳から検索して社長から順番に宛先に入れていくのだと。

 

(どんだけ非効率よそれ!)

 

と思いながらも、言われた通りに社長から副社長、取締役、順番にアドレス帳から入れていったら、その作業だけで1時間以上経過していました。目的は、「社内報の発行日が変更になった」というだけのものなのに。

 

これは、全て実話です。

今でさえ業務効率や、ハラスメント防止の観点からこのような事例は少ないかもしれませんが、新入社員の皆さんが最初に受ける「企業内の常識という名の非常識」にどこかで直面するかもしれません。

 

心身に支障をきたしてしまうようなことは避けなければなりませんが、社風や組織風土に染まることもまた仕事なのかもしれません。

その常識が良いもの、悪いものは存在します。良い常識やカルチャーはどんどん吸収していきましょう。部署異動いた際にも、部署ごとにカルチャーの違いはあるものの、必ずどこかで学びになるので。

 

ただ、これはおかしいなという、

自分の中の違和感にはフタをしない方が良いです。

なぜなら、

あなたは企業に新しい風穴をあけてくれる、フレッシュな存在だからです。

 

新入社員だから、先輩や上司のいう事が絶対正しいとは限らないので、おかしいなと思うことや、もっとこうした方が効率がよいのでは?ということは、(社風や組織風土にもよりますが)どんどん出すべきだと思います。

 

無理をして4月から体を壊したり、5月病になったりしないように、自分らしさを忘れずに新生活頑張ってください。



by 就活・転職アドバイザー :
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