<企業選びの大前提>
そもそも、全ての人にとって理想的な企業は存在しません。
ある人にとってはとても居心地の良い会社でも、
あなたにとってはブラック企業になってしまう可能性はありえます。
大学選びのように、偏差値や立地等で分かりやすく決める指標があるわけではないのです。
では、どのように企業を選ぶのか?その視点とは?
企業に魅力を感じる視点は、大まかに分けると下記の4つとなります。
人によって強弱がありますが、下記4点をみながら企業を評価しています。
1.経営ビジョン
⇒企業が目指す方向は何だろう?
2.業種・仕事内容
⇒どのような業態で何の仕事があるか?
3.人・風土
⇒どのような社員がいてどういう社風なのか?
4.待遇
⇒どういう金銭的報酬と非金銭的報酬(学び)があるか?
特に、「社風が大事」であるという当たり前のことに気づいてほしいと思います。
日本のほとんどの企業は、特定の仕事に特化して採用する職種別採用ではありません。
夢を語っても、やりたいことをいくらアツく語っても、
異動し職種が変わるかもしれないことを前提とした採用であることは間違いありません。
つまり、実際は、就「職」活動ではなく、就「社」活動なのです。
ですから、業界や企業研究は、適性や、やりたいことよりも、
企業の考え方や雰囲気(社風)がマッチする会社を探し内定をとった方が、
今後の人生にとって有益であるといえます。
ではどのように企業を見つけていくのか?
人それぞれ、働く上で好きな仕事スタイル(仕事上の性格)があります。
主には下記のように分類可能です。
1:考えること重視か⇔行動すること重視か
2:着実、緻密重視か⇔スピード感重視か
3:伝統や習慣重視か⇔アイデア重視か
4:協調重視か⇔競争を重視か
といった視点です。
これらは、企業やそこで働く人を観察、取材することで見えてきますが、
これらの部分で自分とマッチする企業を選ぶことが大事です。
弊社では、依頼者と個別面談をしながら、どのような業種、仕事内容、企業を受けていくべきか、
ご提案しています。
<自己PRの大前提>
企業の採用担当が知りたいのは、
「あなたはどんな人で、我々はあなたにとってどのような存在ですか?」
です。
では、自分がどんな人なのか?
これを表現するポイントは、ずばり「売り込む」という視点です。
では、どのように売り込むのか?
「あなたが言いたいこと」は全く重要ではありません。
「企業が価値を感じるあなたと価値」を伝えていく必要があります。
企業側が知りたいのは、シンプルに「彼・彼女は当社で活躍できそうか?」です。
活躍には行動をともないます。
よって、企業は考えを聞くよりも、過去の具体的な行動を面接で確認することが多いです。
ここで自分の行動事実をどのように表現するかが、ポイントとなります。
<行動事実の表現方法>
いわゆる「自己PR」では、自分の過去の行動を表現していきますが、
そこでは、言いたいことではなく、相手が価値を感じる行動を伝えましょう。
価値を感じる、つまり高く評価する行動とは何か?
それは行動レベルで表現することができます。
高いレベルほど、価値のある行動レベルです。
あなたが伝えるべき行動にはレベル感があるのです。
ここでは、簡易版を記述しておきます。
<レベル1>
言われてもしない、できない。
<レベル2>
言われたことしかしない。指示待ち。受け身。
<レベル3>
言われなくても行動するが、当たり前のことに取り組んでいる。
<レベル4>
主体的に、自分なりによく考えて行動している。
<レベル5>
独自の工夫を加えた行動をとり、よりよい状況に向けて改善したり、
改革できるよう働きかけている。
ESや面接選考では、一般的にレベル4以上の行動レベルを伝えることが重要となります。
ではどのように企業を見つけていくのか?
依頼者には、弊社アドバイザーより丁寧にヒアリングをしていきます。
当社では、
・いつ(時)
・どこで(場所)
・誰と(人)
・何(対象)
・なぜ(意図)
・どのように(方法)
を丁寧にヒアリングし、行動レベルの観点から伝えるべき内容を掘り起こし、
的確に表現できるようアドバイスしています。